英語4技能、もっとも難しく伸ばしたいのは「スピーキング」

 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が行った英語学習についての調査によると、英語の4技能において、スピーキングが一番難しいと回答したビジネスパーソンは55.8%、また、スピーキングを一番伸ばしたいと思っている人は66.6%でそれぞれもっとも多かった。

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4技能のうち一番難しいものと伸ばしたいもの
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 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が行った英語学習についての調査によると、英語の4技能において、スピーキングが一番難しいと回答したビジネスパーソンは55.8%、また、スピーキングを一番伸ばしたいと思っている人は66.6%でそれぞれもっとも多かった。

 「英語のスピーキングに関する実態と意識」についての調査は、日本でTOEIC Programを実施・運営するIIBCが2020年2月19日~2月26日、現在なんらかの英語学習をしている20代~50代のビジネスパーソンの男女500名を対象に、インターネットで実施した。

 「英語で話すことが好きか」との質問に、「好き」と回答した人は41.6%、「どちらかといえば好き」と回答した人は43.6%で、85.2%が英語で話すことが好きと回答した。

 「英語で話すことが好き」と回答した人に、英語で話すことが好きな理由を質問したところ、「外国人と意思疎通ができるから(73.7%)」という回答がもっとも多く、「外国人と親しくなれるから(53.1%)」「新しい言語を学ぶこと、話すことが好きだから(49.3%)」が続いた。

 「英語で話すことが得意か」という質問に対しては、「得意」と回答した人が13.8%、「どちらかといえば得意」と回答した人が34.0%で、「得意」と回答した人はあわせて47.8%。一方、「苦手」と回答した人は16.6%、「どちらかといえば苦手」と回答した人は35.6%で、あわせて52.2%だった。

 「英語で話すことが苦手」と回答した52.2%にその理由を質問したところ、60.9%が「語彙力に自信がないから」と回答し、「流暢に話せないから(60.5%)」「発音に自信がないから(53.6%)」が続いた。

 英語の4技能のうち、一番難しいと思うものを質問したところ、「スピーキング」の回答がもっとも多く55.8%だった。ついで「リスニング(27.6%)」、「ライティング(11.8%)」、「リーディング(4.8%)」となった。

 また、4技能のうち一番伸ばしたいと思っているものについては、「スピーキング」と回答した人が66.6%ともっとも多く、ついで「リスニング(21.6%)」、「ライティング(6.2%)」、「リーディング(5.6%)」だった。

 自身の英語の発音に自信がないと回答した人は55.6%と半数を超え、発音に自信がないために「英語を話したくない」と思った経験がある人は64.4%だった。また、90.0%の人が「ネイティブのような発音で話せるようになりたい」と回答した。

 一方、英語でのコミュニケーションにおいて、外国人と意思疎通をはかるために一番重要だと思うものを質問したところ、もっとも多い回答は「伝えたいという気持ち(25.8%)」となり、「語彙力(23.4%)」、「発音(22.4%)」、「話す内容(10.0%)」が続いた。

《勝田綾》

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