【中学受験】塾での疑問点「全く質問しない」43%

 中学受験を目指す小学生が疑問点があったら塾の先生に質問するか聞いたところ、「まったく質問しない」が43%にのぼることが、中学受験の情報ポータルサイト「かしこい塾の使い方」が2020年6月23日に発表した調査結果より明らかになった。

教育・受験 小学生
子どもが塾の授業を理解できているか(「成績上位」と回答した人)
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 中学受験を目指す小学生が疑問点があったら塾の先生に質問するか聞いたところ、「まったく質問しない」が43%にのぼることが、中学受験の情報ポータルサイト「かしこい塾の使い方」が2020年6月23日に発表した調査結果より明らかになった。

 塾での学習に関する調査は、アクセラレーテッドラーニングジャパンが運営する中学受験の情報ポータルサイト「かしこい塾の使い方」に会員登録するメルマガ会員のうち、中学受験を目指す子どもの保護者208名を対象に実施した。調査期間は6月9日~6月16日。今回は、塾のクラスで「成績上位」と回答した人を対象に集計した。

 子どもが塾の授業を理解できているか聞いたところ、「ほぼすべての授業を理解できており、説明できる」が51%ともっとも多く、ついで「半分くらいの授業は理解できており、説明できる」44%、「理解できない授業が多く、説明があやふや」5%、「ほとんど授業を理解できておらず、説明できない」0%。

 疑問点があったら塾の先生に質問するか聞いたところ、「まったく質問しない」が43%ともっとも多く、「たまに質問する」36%、「よく質問する」11%、「毎回質問する」9%が続いた。

 主任相談員の小川大介先生は、「塾の授業中、『少しわかりにくいな』と感じたけど、そのまま放置してしまった、質問の機会がなくそのまま先生が先に授業を進めてしまった、ということが積み重なって、だんだん理解の度合いが低くなっていくのです」と指摘。また、主任相談員の辻義夫先生は、「『塾の勉強=宿題』と考えている方が多いのですが、実は受験勉強は塾の宿題だけではありません。宿題は、習ったことを再現できるかの確認であり、その前に重要なのが復習です」とアドバイスしている。

《工藤めぐみ》

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