IT夢コンテスト2020、最優秀賞は名久井農業高校

 神奈川工科大学は2020年8月17日、「U18 IT夢コンテスト2020」最終審査会の結果を発表。125応募作品から、地元さくらんぼ農業をテーマにした青森県立名久井農業高等学校が最優秀賞を受賞した。

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U18 IT夢コンテスト2020
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 神奈川工科大学は2020年8月17日、「U18 IT夢コンテスト2020」最終審査会の結果を発表。125応募作品から、地元さくらんぼ農業をテーマにした青森県立名久井農業高等学校が最優秀賞を受賞した。

 神奈川工科大学が主催する「U18 IT夢コンテスト」は、全国の中学生・高校生・高専生(3年生以下)を対象に、IT(情報技術)で実現できる未来の社会や新たなサービスなどに関する「夢」を語ってもらうコンテスト。コンテストを通して、中学生・高校生・高専生のITに対する理解や興味を高め、創造力・問題発見能力・コミュニケーション能力を養うことを目的としている。

 2020年のコンテストには、125作品の応募があったという。そのうち、創造性・個性豊かな15作品が、8月15日にオンラインで開催された最終審査会へ進出。最終審査会では、発表内容だけでなく、発表のようすや質疑応答も含めて審査され、青森県立名久井農業高等学校「5代目TEAM PINE」の作品「持続可能なサクランボ栽培システム」が最優秀賞に選ばれた。

 優秀賞は、千葉英和高等学校「エイワ」による「熱中症に気をつけよう!~自分は大丈夫!そう思っていませんか?~」、北陸高等学校の高嶋唯人さんによる「インフルウエア(情報発信機能付きウエア)~データを着る~」、国立沖縄工業高等専門学校「とまと」による「失語症患者や聾者・聾重複者向けAIコミュニケーションシステム」が受賞。このほか、IT夢コン実行委員長賞、優良賞(2作品)、学校賞(4校)が選定されている。

 「U18 IT夢コンテスト」Webサイトには、最終審査会予稿集(発表資料を冊子にしたもの)を掲載。最終審査会に進出した15作品のアイデアを見ることができる。また、最終審査や表彰式のようすを撮影した動画が公開されている。

《桑田あや》

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