課題に直面したら失敗を恐れず「まず動く」多数、中高生意識調査
現在の高校生と中学生は、課題に直面したとき、失敗を恐れず「まず動く」が多数派であることが、ナガセの行った「課題への向き合い方や将来の夢・目標などに関する独自アンケート」で明らかとなった。
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
アンケートは、2020年6月に東進ハイスクールおよび東進衛星予備校を運営するナガセが、高校生と中学生の模試受験者約10万人を対象に行った。
与えられた課題に対しての取り組み方については、中学1年生から高校3年生まで全学年において「まず動いてみて、うまくいかなかったら次を考える」がもっとも多く、39.1%を占めた。2番目は「本やインターネットで情報を調べて対応する」で、学年が上がるにつれて、動く前に「調べて対応する」割合が増えていく傾向があるとしている。
男女別に見ると、男女とも「まず動いてみて、うまくいかなかったら次を考える」が1番だったが、2番以降の傾向に差が表れた。男子のほうが「課題をじっくり見極め、最適な方法を見つけようとする」割合が4.1ポイント高く、じっくり行動する生徒が多いことがわかる。一方、女子は男子と比べて「本やインターネットで情報を調べて対応する」が2.6ポイント、「対応できそうな人に相談する」が2.4ポイント高く、課題解決にあたって、まず動く行動力があることが見受けられる。
「失敗することは恥ずかしいことだと思うか」との問いには、全学年の35.9%が「まったくそう思わない」「そう思わない」と回答。「とてもそう思う」「そう思う」の合計が26.8%なので、失敗を恥ずかしいことだと思わない生徒のほうが多いということがわかる。課題に対する対応方法とあわせてみると、課題に直面した際「失敗を恐れずにまずは動いてみる」という高校生や中学生の行動様式が見えるとしている。
将来の夢やなりたい職業の有無については、52.1%の生徒が「将来の夢やなりたい職業があり、実現に向けて強い気持ちがある」「夢やなりたい仕事が複数あり、まだ迷っている」と回答。約半数の生徒が、将来の目標があるか、いくつかの候補の中で迷っていることがわかる。学年別に見ると、中学1年生の60.7%がもっとも多く、中学2年生、3年生と減って中学3年生が46.3%ともっとも低い。そして、高校生で少しずつ割合が上がり、50%を超えるという結果となった。
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