東京都の公立中学生、5年後は24万人に…中央区47.8%増
東京都教育委員会は2020年9月24日、2020年度(令和2年度)教育人口等推計(速報値)の概要を公表した。5年後の2025年度(令和7年度)には2020年度実数と比較して、公立小学校児童が2.19%増の60万8,306人、公立中学校生徒が5.74%増の24万4,078人と見込まれている。
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
東京都の教育人口等推計は、教育行政上の諸施策を企画立案するために必要な基礎数値を得ることを目的に1956年度から毎年実施。就学予定者数(就学前の幼児数)は「住民基本台帳による東京都の世帯と人口(2020年1月1日現在)」、公立小学校児童数と公立中学校生徒数は「学校基本調査速報(2020年5月1日現在)」の人数を基本とし、その人数が将来、学年(年齢)進行に際してどれだけ増減するかを推計している。
推計結果によると、公立小学校の児童数は、2024年度(令和6年度)まで増加傾向にあり、その後、減少に転じる。2025年度(令和7年度)には、2020年度実数59万5,278人に比べ、1万3,028人(2.19%)増の60万8,306人になる。公立小学校1年生児童数は、2022年度(令和4年度)まで増加傾向にあり、その後、減少に転じる。2025年度には、2020年度実数10万887人と比べ、4,602人(4.56%)減の9万6,285人になる。
公立中学校の生徒数も増加し、2025年度には2020年度実数23万825人と比べ、1万3,253人(5.74%)増の24万4,078人となる。公立中学校3年生生徒数は、2020年度まで減少傾向にあったが、その後は増加に転じ、2025年度には2020年度実数7万4,642人と比べ、7,404人(9.92%)増の8万2,046人となる。
地区別推計で2020年度実数と2025年度推計値の推移をみると、公立小学校児童数で増加率がもっとも高い地区は三宅村。2020年度実数79人から115人へ45.6%増加すると予測されている。23区内では、中央区が2020年度実数7,612人から1万673人へ40.2%増加。このほか、文京区26.4%増、千代田区25.1%増、渋谷区21.3%増など。
公立中学校で増加率がもっとも高い地区は、御蔵島村の100%増。23区内では、中央区が2020年度実数1,532人から2,264人へ47.8%増加。このほか、文京区30.3%増、港区28.9%増、千代田区26.6%などと予測されている。
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