選りすぐりの科学本「科学道100冊2020」全国でフェア展開

 理研と編集工学研究所は、科学者の生き方や考え方、科学のおもしろさや素晴らしさを届けることを目的に選りすぐりの良書を届ける企画「科学道100冊 2020」を発表した。公式Webサイトでラインアップを公開しているほか、全国で「科学道100冊 2020」フェアを展開する。

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科学道100冊 2020
科学道100冊 2020 全 5 枚 拡大写真
 理化学研究所(理研)と編集工学研究所は、科学者の生き方や考え方、科学のおもしろさや素晴らしさを届けることを目的に選りすぐりの良書を届ける企画「科学道100冊 2020」を発表した。公式Webサイトでラインアップを公開しているほか、全国で「科学道100冊 2020」フェアを展開する。

 「科学道100冊」は、未知に挑戦しながら未来を切り開いていく科学者の姿勢や方法に着目しすべての人の生きるヒントになる本との出会いを届けることを目的に2017年にスタートした事業。2019年からは、中学生・高校生を中心とした幅広い層に科学の多様な魅力を継続的に伝えるべく、毎年恒例の企画としてリスタートした。「科学道100冊 2019」では、全国約450か所の書店・図書館・教育機関などでフェアが展開され、多くの人が科学本に出会うきっかけの場となった。

 第4弾となる「科学道100冊 2020」は、昨年同様、旬のトピックなど3つの軸で選んだ「テーマ本」50冊と、時代を経ても古びない良書「科学道クラシックス」50冊の、合計100冊で構成。2020年のテーマは「驚異のカラダ」「宇宙フロンティア」「世界を変えた科学者」の3つ。「驚異のカラダ」では、いま注目を集める免疫や感染症に関する本も紹介。ブックレットでは理研の理事であり免疫学者の小安重夫博士による、理研の新型コロナウイルスについてのインタビューも掲載している。

 「科学道100冊 2020」のラインアップは公式Webサイトに公開。書籍リストのほか、100タイトルを紹介するブックレットの閲覧、ダウンロードもできる。また、サイトでは理研の松本紘理事長と編集工学研究所の松岡正剛所長によるメッセージや動画、11月販売予定の科学道100冊の読書体験を記録する「探究型読書 クエストリーディングNOTE」の制作についてなど、さまざまな関連記事を掲載している。

 12月18日には、科学者が対談するオンラインイベント「科学道100冊 2020ー今知りたい、ウイルスと免疫の話(仮)」を開催予定。詳細は公式Webサイトにて発表する。なお、現在「科学道100冊 2020」を開催したい図書館・教育機関・各種団体も募集している。参加団体には書棚ツール一式とブックレットを無償で提供。参加条件など詳細については公式Webサイトの問合せページから確認できる。

◆「科学道100冊 2020」フェア
開始日:2020年9月19日(土)
場所:全国の公共図書館、教育機関(中学校、高等学校など)、一部大型書店など
本の構成:
・テーマ本(50冊)…驚異のカラダ(18冊)、宇宙フロンティア(16冊)、世界を変えた科学者(16冊)
・科学道クラシックス(50冊)

◆「科学道100冊 2020」トークイベント
日時:2020年12月18日(金)18:00~19:30
会場:オンライン開催
内容:「科学道100冊 2020」のテーマのひとつ「驚異のカラダ」から、「ウイルス」「免疫」について専門家が解説する
※詳細は決定し次第公式Webサイトにて発表

《畑山望》

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