21卒生の就活費用4万円減、オンライン化で交通費中心に減少
2021年卒学生が就職活動に使った金額は、2020年6月12日時点で平均8万8,923円であることが、リクルートキャリアが9月28日に発表した調査結果より明らかになった。2020年卒の学生と比べて約4万円少なく、就職活動のオンライン化による影響が考えられるという。
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調査は、リクルートキャリアの研究機関「就職みらい研究所」が実施。2021年卒業予定の大学生および大学院生に対して「リクナビ2021」で調査モニターを募集し、モニターに登録した学生を対象に行った。集計対象は、大学生915人、大学院生377人。調査期間は6月12日から19日まで。
2021年卒の学生が就職活動に使った金額は、6月12日時点で平均8万8,923円。2020年卒の学生の平均額12万8,890円と比べると約4万円少ない結果となった。地域別に見ると、2020年卒と2021年卒でもっとも大きく減少したのは「九州」で6万4,272円減。項目別に見ると「交通費」がもっとも減少しており、2020年卒と比べて2万3,900円少なくなっている。
新型コロナウイルスの影響で就職活動の形式が変化し、Web上での説明会・面接が増えたことが、就職活動にかかる費用にも影響を与えたと考えられるという。2022年卒も今後の環境変化次第で、オンライン化などの動きが一層進むことが想定されるとしている。
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