【大学受験】入試での主体性評価、受験生の約8割が「賛成」と回答…ODK調査

 2021年度入試を控えた高校3年生の約8割が、学力以外に受験生自身の今までの取組みや人柄(主体性)を評価する主体性評価について「賛成」「どちらかといえば賛成」と回答していることが、ODKソリューションズが2020年10月28日に発表した調査結果より明らかになった。

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大学の一般入試における主体性評価の評価軸や評価方法について理解しているか
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 2021年度入試を控えた高校3年生の約8割が、学力以外に受験生自身の今までの取組みや人柄(主体性)を評価する主体性評価について「賛成」「どちらかといえば賛成」と回答していることが、ODKソリューションズが2020年10月28日に発表した調査結果より明らかになった。

 調査は、2021年度(2021年4月入学者対象)入試を控える高校3年生200名が対象。調査期間は10月2日~10月6日。

 主体性評価とは、「学力の3要素」を多面的・総合的に評価できるよう、学力以外に受験生の今までの取組みや人柄(主体性)も評価の対象にするというもの。文部科学省が進めている大学入試改革の取組みのひとつである。一般入試ではまだ採点対象とはなっていないが、2021年度入試では慶應義塾大学、早稲田大学、青山学院大学などで出願時に「主体性」「多様性」「協働性」に関する経験について入力を求めている。

 主体性評価について、「理解している」「少し理解している」と回答した受験生は71.5%。主体性評価の希望する形式は、「自分で作成したい」31.0%、「教員に作成してほしい」53.5%、「第三者に作成してほしい」15.5%。3割以上の受験生が、受験勉強で忙しい中でも学校生活以外の取組みを自分の言葉で表現し、評価してほしいと考えていた。

 一般入試で主体性評価がされることに対して、78.5%の受験生が「賛成」「どちらかといえば賛成」と回答している。主体性評価に期待することとして、「学業以外に打ち込んだことを評価してもらえる」48.0%が最多。ついで、「現状の学力よりも学習意欲・過程を評価してもらえる」45.0%、「1回の試験の本番で失敗するリスクを避けられる」37.5%など。

 一般入試で学力と主体性のどちらを評価してほしいかと聞いたところ、もっとも多かったのは「どちらも同等に評価してほしい」44.5%。「主体性を重視してほしい」31.5%、「学力を重視してほしい」24.0%であった。

 主体性評価に期待する受験生が多い一方で、主体性評価の導入に対して「不安」「どちらかといえば不安」という受験生は69.0%にのぼる。不安に感じることとして、「評価基準がわからない」64.0%、「採点者によって評価が変わってしまいそう」55.0%という意見が多かった。

 「大学ごとの特色にあわせた主体性評価の基準などを明確に定め、公開してほしいか」という質問には、81.5%の受験生が「思う」「少し思う」と回答している。ODKソリューションズによると、「数値化できない情報をどう示すかが今後の課題となると予想される」という。

 コロナ禍で対面授業が少なくなり教員とのコミュニケーションが少ない状況下において、主体性評価のように自主的な活動を評価してもらえるような機会がどの程度必要であると感じるかを聞いたところ、82.0%の受験生が「必要」「やや必要」と回答した。

 主体性などについて記載する大学が求めるペーパーインタビューに書けそうな学業以外の取組みを、今年実際に「十分に行った」受験生は23.5%。「行いたかったが十分にできなかった」49.5%、「行いたかったがまったくできなかった」14.5%。学業以外の取組みが十分に行えなかった受験生のうち、59.4%が「新型コロナウイルスの影響がある」と回答している。

 ODKソリューションズは、新型コロナウイルスの影響での休校などによる受験への不安を抱える受験生に対して、学研プラスの協力のもと、ODKソリューションズが提供する受験ポータルサイト「UCARO」ユーザー限定で、「学研プライムゼミ」の一部コンテンツを2021年3月31日まで無料提供している。

《外岡紘代》

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