居住型教育施設「SHIMOKITA COLLEGE」12/1開業…1期生募集開始

 小田急電鉄、UDS、エイチラボ(HLAB)が協働で計画する居住型教育施設「SHIMOKITA COLLEGE(シモキタカレッジ)」が、2020年12月1日に開業する。あわせて、2021年4月の開校に向けて11月22日より「1期生」の募集を開始する。

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SHIMOKITA COLLEGE 建物外観
SHIMOKITA COLLEGE 建物外観 全 4 枚 拡大写真
 小田急電鉄、UDS、エイチラボ(HLAB)が協働で計画する居住型教育施設「SHIMOKITA COLLEGE(シモキタカレッジ)」が、2020年12月1日に開業する。あわせて、2021年4月の開校に向けて11月22日より「1期生」の募集を開始する。

 「SHIMOKITA COLLEGE」は、小田急電鉄が開発を進めるエリア「下北線路街」に開業する、多様な背景をもつ居住者がそれぞれの高校・大学・職場などでの経験を持ち寄って学び合う居住型の教育施設。施設のみならず下北沢周辺エリアをキャンパスに見立て、居住者が日々の生活や地域・企業との関わりの中で成長していくきっかけをつくるとともに、下北線路街をはじめとした街の活性化にも寄与することを目指す。

 施設の運営には、HLABが過去10年間にわたり、国内外のトップスクールとの協業や、多様な学びの体験・空間を提供する中で培ったノウハウをもとに開発した「HLABカレッジ・レジデンシャル・プログラム」を導入。従来の学生寮と異なり、選考された高校生から社会人までが一緒に住みながら、2年間(高校生は3か月間)の多様なプログラムを通して互いから学び合う環境を整え、生活と重ね合わせた新たな学び合いの場を提供していく。

 たとえば、「交流や学び合いが自然に生まれる文化」が育めるよう施設内には交流が生まれやすい空間設計を採り入れているほか、年長者によるメンター制度やキャリアや研究について相談ができるアドバイジングなど、交流を通して学びが深化する仕組みを展開する。

 さらに、定期開催するワークショップや、カレッジ運営のルール決めや行事の運営にあたる自治会活動、互いの専門領域を教え合う「リベラルアーツ・セミナー」など、共同生活を通して居住者が互いの関心事や専門性から学び合う教育プログラムを構成。多世代との交流や他者との共同生活の中で知識・技能の応用力、問題発見・解決に挑む力、そして主体的なリーダーシップを育み、地域と連携しながら新たな価値を共創するプロジェクトにも取り組んでいく。

 12月1日の開業後はトライアル入居を開始し、共同生活の中心となって運営の仕組みをつくりあげていく0期生(30名程度)が入居したのち、2021年4月に1期生を迎えての開校となる。1期生の募集対象は、大学生・若手社会人で定員は40名程度。11月22日に1次募集を開始、1月中旬ごろに2次募集、2月下旬ごろに3次募集を行い、1期生は3回に分けて募集する。入学者は書類選考と面接選考を実施して決定。なお、2021年9月には高校生の受け入れを開始する予定。2022年には、高校生・大学生・社会人が入居する本格開校を予定している。

 1期生1次募集開始にあたり、プログラムの詳細や施設、学費、選考方法などについての説明会を開催。現地開催とオンライン開催の2種類で実施し、いずれも1時間程度で詳細を伝える。説明会は事前予約制。各回定員は20名程度。Webサイトにて先着順で申込みを受け付けている。

◆SHIMOKITA COLLEGE レジデンシャル・カレッジ・プログラム説明会
【現地開催】
日程:2020年12月3日(木)、6日(日)、8日(火)、9日(水)、12日(土)
時間:1時間程度
会場:SHIMOKITA COLLEGE(東京都世田谷区代田5丁目20)
形式:対面
参加費:無料
定員:各回20名程度(先着順)
申込方法:説明会Webサイトの申込みフォームから申し込む
【オンライン開催】
日程:2020年11月22日(日)、25日(水)
時間:1時間
形式:オンライン(Zoom)
参加費:無料
定員:各回20名程度(先着順)
申込方法:説明会Webサイトの申込みフォームから申し込む

《畑山望》

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