ミクシィ「みてね基金」第2期公募…2部門で総額5億円支援

 ミクシィは2020年11月20日より「みてね基金」第2期助成先公募を開始した。第2期は、革新的で優れた成果が期待できる取組みを助成する「イノベーション助成」と、地域課題に地道に取り組む団体のさらなる成長を支援する「ステップアップ助成」の2部門で募集する。

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「みてね基金」第2期公募
「みてね基金」第2期公募 全 3 枚 拡大写真
 ミクシィは2020年11月20日より「みてね基金」第2期助成先公募を開始した。第2期は、革新的で優れた成果が期待できる取組みを助成する「イノベーション助成」と、地域課題に地道に取り組んでいる団体のさらなる成長を支援する「ステップアップ助成」の2部門を設け、最大5億円を助成する予定。

 「みてね」は、保護者が撮った子どもの大切な写真や動画を、祖父母や親戚など招待した家族だけに簡単に共有することができる写真・動画共有アプリ。2020年4月13日に、「すべての子どもやその家族が幸せに暮らせる世界の実現」を目標に掲げた「みてね基金」を設立。支援対象は、子どもや家族に関わる「難病・障がい」「教育」「貧困」「出産・子育て」「虐待」の5つの領域において子どもや家族への支援活動を行う団体。非営利団体に限り、営利団体は対象外。

 4月から5月にかけて公募した第1期では、緊急度の高いニーズに応えるため新型コロナウイルス感染症の影響で緊急支援が必要な子どもとその家族に向けて支援を行う国内の53団体に対して約3億円の資金提供を行った。また、海外の14団体に対しても100万ドルの資金提供を行い、迅速な支援を広く届ける団体に助成できたという。今回、さらに「みてね基金」が掲げる目標の実現に向けて中長期的な視野に立った支援を行うことを重視し、第2期公募を行う。

 第2期では、「イノベーション助成」と「ステップアップ助成」の2部門で最大5億円の助成を予定。革新的で優れた成果が期待できる取組みに助成する「イノベーション助成」では、より良い社会や仕組み作りに向けて中長期的に大きな社会的インパクトが期待できる優れた事業・活動に対し、1団体あたり最大1億円の資金を助成。助成期間は最長3年で、資金に加え、課題の整理や識者によるアドバイス、情報・ノウハウの提供といった非資金的支援も提供する。公募期間は11月20日から2021年1月7日正午まで。

 地域課題に地道に取り組む団体のさらなる成長を支援する「ステップアップ助成」では、子どもや家族、地域の課題に向き合い、草の根で活動を続けてきた団体がステージを一段アップさせていくための取組みに対し、最大1,000万円を助成。助成期間は最長2年で、非資金的支援も提供する。公募期間は12月15日から1月18日午後3時まで。

 第2期では2部門で最大5億円の資金提供を行う予定だが、第1期の活動を通じて感じた課題の重大さや支援効果の大きさから、当初予定をしていた活動資金にとらわれず今後も活動を続けていく予定だという。

◆「みてね基金」第2期公募
対象団体:非営利団体(NPO、財団法人、社団法人、社会福祉法人)など
※営利団体は対象外
対象地域:日本国内の取組みを中心に、海外での取組みも対象
【イノベーション助成】
公募期間:2020年11月20日(金)~2021年1月7日(木)12:00
助成金額:1団体あたり最大1億円(総額3~4億円を予定)
助成期間:最長3年
採択予定件数:5~8件
応募方法:Webサイトの申請フォームから応募のうえ、必要書類をメールで提出する
【ステップアップ助成】
公募期間:2020年12月15日(火)~2021年1月18日(月)15:00
助成金額:1団体あたり最大1,000万円(総額1億円を予定)
助成期間:最長2年
採択予定件数:10~15件
応募方法:Webサイトの申請フォームから応募のうえ、必要書類をメールで提出する

※お詫びと訂正:初出時、ステップアップ助成の公募締切日に誤りがありました。正しくは2021年1月18日(月)です。お詫びして訂正いたします。

《畑山望》

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