【中学受験2021】コロナ対策95%予定…首都園私立中調査

 コアネット教育総合研究所は2020年12月4日、首都圏の私立中高一貫校171校を対象に実施した、コロナ禍中の入試についてのアンケート調査の結果を公表。2021 年入試で、何かしらのコロナ対策を予定または検討している学校は95%もあり、入試への影響が明らかとなった。

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コロナ禍中の入試開催予定についてのアンケート(一部)
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 コアネット教育総合研究所は2020年12月4日、首都圏の私立中高一貫校171校を対象に実施した、コロナ禍中の入試についてのアンケート調査の結果を公表。2021 年入試で、何かしらのコロナ対策を予定または検討している学校は95%もあり、入試への影響が明らかとなった。

 コアネット教育総合研究所は、首都圏に40教室を構える学習塾「日能研」を運営する日能研関東のグループ企業として1998年に設立。設立以来、学校専門のコンサルティング会社として、特に首都圏の私立中高を対象としたコンサルティングや教員研修では多くの実績を持つ。今回の調査は、新型コロナの影響による入試要項変更について、首都圏中高一貫校(首都圏入試実施校を含む)171校に実施。調査期間は2020年11月2日~11月10日。

 2021年入試において何らかのコロナ対策を予定しているかを聞くと、95%の学校は何らかのコロナ対策を予定または検討していた。おもな対策として、「学習進度の遅延を理由とする入試出題範囲の配慮」「入試当日に3密状態を作らないための対策」「罹患した場合もしくは罹患が疑われる場合の対処」。

 試験出題範囲に変更については、「なし」と回答したのは95%、「あり」は5%だった。高校入試では、公立高校の出題範囲変更の影響により、多くの学校が出題範囲を配慮するとして発表しているが、中学入試では国立大学附属の出題範囲が配慮されるものの中学入試では出題範囲の変更はほとんど見られなかった。

 試験会場の変更については、「なし」が74%、「あり」は26%。通常は40人程度で試験を実施する場合が多いが、いくつかの学校は1教室当たりの人数を減らし、試験会場の密を回避する予定であると回答。教室数が増えればそれだけ学校側の負担も増えるが、子どもたちから受験という機会を奪わないための対策であるといえる。

 出願者が罹患した場合の追加入試については、「実施する」は33%、「検討中」が25%、「実施しない」は42%だった。「実施する」と回答した学校の多くは、2週間程度空けた時期に追試日を設け、コロナ罹患等の理由で出願していた入試日程を受験できない場合に限り、追試を許可する制度を設けている。

《田中志実》

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