立教大、法学部に法曹コース開設…法科大学院と連携協定

 立教大学法学部は、2021年度に法学科内に「法曹コース」を開設する。これに先立ち、慶應義塾大学大学院法務研究科、早稲田大学大学院法務研究科、中央大学大学院法務研究科の3つの法科大学院と法曹養成連携協定を締結した。

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中央大学大学院法務研究科の小林明彦研究科長(写真右)と立教大学法学部の小川学部長(写真左)
中央大学大学院法務研究科の小林明彦研究科長(写真右)と立教大学法学部の小川学部長(写真左) 全 2 枚 拡大写真
 立教大学法学部は、2021年度に法学科内に「法曹コース」を開設する。これに先立ち、慶應義塾大学大学院法務研究科、早稲田大学大学院法務研究科、中央大学大学院法務研究科の3つの法科大学院と法曹養成連携協定を締結した。

 立教大学は大学院法務研究科(法科大学院)の2018年度以降の募集を停止している。そのため、立教大学法学部は法曹(裁判官・検察官・弁護士)を目指す学生の支援体制を整備するため、2021年度より法学科内に「法曹コース」を開設する。

 法曹コースは2年次進級時に20名を選抜し、少人数で実践的なカリキュラムで法律文書作成能力や具体的な事案解決能力を養う。専用の学習場所の提供や、指定の条件を満たせば3年次修了時に学部を卒業して他大学の法科大学院に進学できる早期卒業制度が利用できるなど、司法試験合格を目指す学生を支援する。

 法曹コース開設に先立って、慶應義塾大学大学院法務研究科、早稲田大学大学院法務研究科、中央大学大学院法務研究科の3つの法科大学院と法曹養成連携協定を締結した。これにより、法曹コースを卒業する学生は、予備試験の受験やほかの法科大学院を受験するという選択肢に加えて、連携先の法科大学院を特別枠で受験できるようになる。

◆立教大学法学部法学科法曹コース
募集人員:20名
募集方法:4月時点で法学部法学科2年次に在籍することとなる者が申請し、選抜を実施する
開設時期:2021年4月

《外岡紘代》

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