大学入試センターや各大学は、試験日を増やしたりするなど、コロナ感染予防対策を講じ、受験生たちが安心して入試の日を迎えられるよう準備を進めている。高校生や大学受験、コロナ禍で初めて実施となる大学入学共通テストに関わる話題など、リセマムが選ぶ2020年の「高校生」重大ニュースを発表する。
2020年を振り返る
高校生 重大ニュース
【大学入学共通テスト2021】試験期日は令和3年1/16・17、日程・教科・科目・時間割・中間発表ほか受験スケジュール
【大学受験2021】大学入学共通テスト、問題作成方針など一部変更…国語80分に
【大学受験2021】東大、追試験を実施…新型コロナ対応
【大学受験2021】新型コロナ対策による各大学の対応、文科省Webサイトに掲載
【大学入学共通テスト2021】第2日程希望0.1%…タイトな日程、デメリットか
【大学入学共通テスト2021】出願者数53万5,244人(確定)第2日程希望は789人
【大学受験2021】新型コロナウイルスへの対応一覧…河合塾
休校による学習不安、高3生は「受験への影響」54.6%
【大学受験】高1-2生の不安はコロナより「新入試への対応」
大学入学共通テストまで2か月、受験生保護者に一斉アンケート
2021年度から実施される大学入学共通テスト。とはいえ、予定されていた国語と数学の記述式問題や英語外部試験導入が見送られるなど、今後の動きにも目が離せない。コロナウイルス感染症対策のため、試験内容が変わるなど、受験生にとっては対応が難しい年となることが予想される。第2日程が設けられたものの、実際に希望した人はわずか0.1%と少なく、今年の受験生は大学入試改革とコロナに振り回され不安を抱えて入試の日を迎えることだろう。誰も経験したことのない状況下での入試。無事に受験会場へ着き、これまで貯えてきた力を発揮できるよう願わずにいられない。
「9月入学・新学期制」求める声…文科大臣も言及
9月入学、教員増員に最大1兆5,387億円…文科省試算
全国一斉休校を受けて、9月入学の話が急浮上し、メディアでは賛否両論、さまざまな議論が飛び交った。文科省の試算からは、予算的にも法整備的にもハードルが高いようだ。
東京大学キャンパスツアー、中高生対象にオンラインで再開
密を回避するためにリアルな大学祭が中止となり、多くの大学がオンラインで学園祭を開催。実際に訪問することが難しくなった一方、オンライン開催により逆に大学情報を得る機会が増えた受験生もいたのではないだろうか。
LINEで勉強に関する質問ができる「パイセンQ」
自宅にこもることが多かった受験生にとっても、回答する大学生にとっても、家族以外の誰かとLINEを使ってコミュニケーションを取ることは、学びの良い機会となったのではないだろうか。
共通テストへの「情報」教科採用の動き、保護者の認知度は3割弱
オンライン授業、デジタル教材など、小学校から大学まで一気にICT利活用が進んだ2020年。共通テストの教科に「情報」が採用になる動きもある。「超」情報化社会といえる時代を担うデジタルネイティブたちが身に付けていく力が、どのような社会を築いていくのか。誰も経験したことのないコロナ禍で浮上するさまざまな動きに2021年も注目していきたい。