【大学入学共通テスト2021】試験当日「無理しないで」文科大臣、社会全体で受験生をサポート

 文部科学省の萩生田光一大臣は、2021年1月15日の記者会見で、2021年度(令和3年度)大学入学共通テストの受験生に向けて、「試験当日に体調に不安が生じた場合は、くれぐれも無理をしないで」とあらためて呼びかけた。

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萩生田光一文部科学大臣の会見
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 文部科学省の萩生田光一大臣は、2021年1月15日の記者会見で、2021年度(令和3年度)大学入学共通テストの受験生に向けて、「試験当日に体調に不安が生じた場合は、くれぐれも無理をしないで」とあらためて呼びかけた。

 大学入学共通テストが1月16日より始まるのを前に記者会見した萩生田大臣は、「初めて実施される共通テストであるだけでなく、高等学校等の臨時休業の実施、コロナ禍での学業の継続、2度の緊急事態宣言と、これまでにない状況の中で不安を抱えながらも大学進学を目指し準備を進められてきたと思う」と受験生の苦労や不安に理解を示し、「成果が存分に発揮できることを心から願っている」と語った。

 新型コロナウイルス感染症への対応については、「万が一感染した場合でも受験機会が確保されるよう第1日程の2週間後に追試験を設定し、全都道府県に会場を確保するとともに、自宅待機が要請されている等の理由により、たとえば診断書の提出ができない場合でも追試験が受験申請できるようにした」と説明。「試験当日に体調に不安が生じた場合は、くれぐれも無理をしないようお願いしたい」と述べた。

 また、多くの受験生にとっては、共通テスト以降も志望する大学の個別試験まで入試日程が続くことから、共通テスト終了後についても自主検温の継続など体調管理や感染症対策の徹底を求めた。

 今後も政府全体で受験生をサポートするとしたうえで、国民に向けても共通テスト実施日について「受験生の移動等にも配慮し、不要不急の外出を控えてもらうなど、社会全体で受験生をサポートしてくださるようお願いしたい」とも語った。

《奥山直美》

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