【大学受験2022】慶應SFC、夏・秋AO入試を1回に集約

 慶應義塾大学は2021年1月25日、総合政策学部と環境情報学部において、年に2回実施していたAO入試を2021年度実施(2022年度以降入学)以降、1回にまとめると公表した。募集人員や出願資格などは原則として前年度と大きな変更はない。

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慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
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 慶應義塾大学は2021年1月25日、総合政策学部と環境情報学部において、年に2回実施していたAO入試を2021年度実施(2022年度以降入学)以降、1回にまとめると公表した。募集人員や出願資格などは原則として前年度と大きな変更はない。

 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の総合政策学部と環境情報学部は、「アドミッションズ・オフィスによる自由応募入試」(AO入試)について、これまで夏AO・秋AOと2回に分けて行ってきた。しかし、2021年度実施(2022年度以降入学)は、まとめて1回の入試として実施し、出願期間を夏休み終了後(9月)に設けることとする。

 面接は総合政策学部・環境情報学部それぞれ2日設定することで、これまでの夏AO・秋AOと同じ合計の面接日数を確保し、募集人員も総合政策学部・環境情報学部の各150人で変更はない。出願資格や入学試験の内容、提出書類など、そのほかの点についても原則として前年度までと大きな変更は予定していない。

 総合政策学部・環境情報学部のAO入試は、多面的能力の総合評価による入学者選考であり、その本質は今後も変わることはないという。Webサイトでは、「大学と学部の理念や教育内容を良く理解したうえでSFCへの入学を強く志し、より高いレベルでの自己実現を図ろうとする情熱と明確な志望を持った人たちの積極的な出願をこれからも期待している」と明記している。

 総合政策学部・環境情報学部は、2020年度実施(2021年度以降入学)から一般入試およびAO入試の募集人員を変更。2019年度実施(2020年度入学)までは両学部とも一般入試募集人員は各275人、AO入試募集人員は各100人だったが、一般入試募集人員を各225人、AO入試募集人員は各150人とし、AO入試の募集人員を増員している。

 2020年度のAO入試の結果をみると、総合政策部は募集人員100人に対し志願者数が1,194人、最終合格者数は127人で倍率は9.40倍。環境情報学部は募集人員100人に対し志願者数が972人、最終合格者数は152人で倍率は6.39倍だった。

《田中志実》

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