新型コロナ、ワクチン接種の希望は6割…大阪府民調査
新型コロナウイルスのワクチン接種を希望する人は約6割であることが2021年1月29日、大阪府の調査結果から明らかになった。年代が若いほど「感染しても自分は重症化しない」とする割合が高く、行動歴など「調査に協力したくない」は30歳未満で2割を超えている。
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「新型コロナウイルス感染症対策の府民意識と行動変容」に関するアンケートは2021年1月15日~19日、18歳以上の大阪府民(民間調査会社のインターネットアンケートモニター)1,000人を対象にインターネットによる匿名回答で実施したもの。
「今後、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種が無料で受けられる予定だが、希望するか」という質問に対しては、「希望する」30.5%、「どちらかというと希望する」31.9%、「希望しない」7.8%、「どちらかというと希望しない」14.1%、「わからない」15.7%。6割以上がワクチン接種を希望し、60歳以上では約7割を占めた。
希望する理由は、「自分の感染予防につながると思うから」が82.9%ともっとも多く、「自分の重症化・死亡リスクを減らしたいから」66.0%、「身近な人の重症化・死亡リスクを減らしたいから」65.5%と続いた。一方、希望しない理由は、「副作用のリスクがあると思うから」が79.5%と最多、ついで「ワクチンの効果がよくわからないから」63.5%だった。
新型コロナウイルス感染症に対する意識では、30.3%が「自分はコロナに感染しないと思う」と回答し、18~20歳では4割を超えた。「感染しても、自分は重症化しないと思う」は全体の30.8%が回答。年代が若いほど回答者が多い傾向にあり、18~29歳では56.8%にのぼった。
「感染の疑いがある場合でも、行動歴や濃厚接触者の特定などの調査には協力したくない」と回答した人は12.1%。18~29歳に限ると、20.9%と2割を超えた。
「症状があっても、軽い症状であれば受診しない」は、18~29歳と30~39歳で3割、それ以外の年代では約2割が回答。「周囲に感染者が出ても、検査を受けたくない」は、年代が若いほど回答した割合が多く、18~29歳では25.7%だった。
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