「適期教育」の考え方のもと聞く力を育てコミュニケーション力を伸ばす…ヤマハ英語教室

 イード・アワード2020「子ども英語教室」未就学児の部において最優秀賞を受賞したヤマハ英語教室の特長やコロナ禍での取り組み、今後の展望についてヤマハミュージックジャパン英語教室事業推進部部長の串田厚司氏に聞いた。

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ヤマハミュージックジャパン英語教室事業推進部長の串田厚司氏
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 顧客満足度で評価するイード・アワード2020「子ども英語教室」未就学児の部において「ヤマハ英語教室」が最優秀賞を受賞。その特長やコロナ禍での取組み、今後の展望についてヤマハミュージックジャパン英語教室事業推進部部長の串田厚司氏に聞いた。

「聞く力」を重視



--イード・アワード2020「子ども英語教室」未就学児の部で「最優秀賞」を受賞、さらに「子どもが好きな英語教室」「教材がよい英語教室」「先生がよい英語教室」の各部門賞に輝きました。受賞の感想を教えてください。

串田氏:素晴らしい賞を受賞でき、とても嬉しく思っております。なによりもお通いの生徒、保護者のみなさまからの評価という意味で、講師・スタッフ一同、今後の励みとなる大変重要な賞をいただいたと感じています。これまで長年、ヤマハ英語教室が目指してきた「英語のコミュニケーション力を身に付け、世界中の誰とでも積極的にコミュニケーションできる姿勢を育てる」という理念に対し、多くの保護者にご理解・ご共感いただいていることもありがたく思います

 「子どもが好きな」「講師がよい」「教材がよい」の部門でも1位をいただき、大変嬉しく思っています。特に「講師がよい英語教室」を受賞できたことは、講師にとっても大きな励みとなりますし、子どもの指導に真摯に取り組んでいる姿が評価されたということで自信にもつながると思います。

ヤマハミュージックジャパン英語教室事業推進部部長の串田厚司氏
ヤマハミュージックジャパン英語教室事業推進部部長の串田厚司氏

--ヤマハ英語教室の特長やこの教室にかける想いを教えてください。

串田氏:幼児期は英語を「学ぶ」のではなくて、英語を「楽しむ」ためのアプローチを第一に考えています。

 ヤマハ英語教室の幼児英語コースの大きな特長は、音楽を使って楽しく英語の音とリズムを身に付けられること。先生と一緒に歌を歌いながら体を動かしてみたり、体全体で曲に乗ったりしながら、英語特有のリズムやイントネーションを楽しく身に付けていきます。レッスンで使う曲のほとんどがヤマハのオリジナルで、英語の音とリズムを大切にして作曲されています。

 音楽もそうですが、言語の習得に際しても「聞く力」はとても大切。音楽でいえば子どもは指が発達する前に耳が発達するとも言われています。英語も同じで、小さいうちは、うまく話せなかったり、上手に表現できなかったりするかもしれないですが、耳から聞いたものはちゃんと蓄積されているものなのです。

 幼いころに耳から吸収した英語は、将来の英語力やリスニング力のベースの力となります。この「聞く力」をしっかり育てることは、ヤマハ英語教室の基本となっています。

年齢に合わせた最適なアプローチ



--0歳から小学校入学前の幼児、小学生低学年~高学年と、年齢に合わせた英語コースを幅広く展開されています。その特長や狙いについて教えてください。

串田氏:伸びる力を伸びる時期に最適なアプローチで伸ばす「適期教育」の考え方のもと、年齢別にコースを設定しており、子どもたちの心身の成長に合わせたきめ細かなカリキュラムでの指導をしています。

 0歳児コースから3歳児コースまでは保護者にもレッスンに参加いただきますが、これも子どもたちの心の成長に合わせたもの。たとえ保護者が英語が苦手でも、英語を楽しむ姿を見せることが、子どもたちが英語に興味を持つきっかけになります。4・5歳児コースになると、子どもたちは先生やお友達とのやりとりの中で成長していきます。レッスンでは自分のことを発表したり、みんなで力を合わせて英語劇を演じたりもします。

 小学生英語コースでは、まずは自分のことを英語で話せることを目指しますが、学年が上がるにつれて拡がっていく興味や知的レベルに合わせ、自分の家族や友達のこと、住んでいる街のこと、社会のことといったように幅をもたせた内容の題材を扱うことで、無理なく英語が身に付いていきます。

 こういったカリキュラムが組めるのも、教材や音楽の多くが自社開発のオリジナルであるという強みがあるからと考えています。

--オールイングリッシュのレッスンながら日本人の先生という親しみやすさ、グループでのレッスンも子どもたちの"楽しさ"に繋がるのでしょうね。

串田氏:同じ文化・環境で英語と向き合ってきた講師だからこそ、子どもたちは抵抗なくコミュニケーションをとることができます。また、特に子どもが小さいうちは、レッスンの目的や、レッスンでこんなことができたといった成長を保護者と共有することも大切。レッスンはオールイングリッシュですが、レッスン前後の講師とのコミュニケーションを日本語でできるというのも保護者にとっては安心材料です。

 3名以上のグループレッスンが基本です。子ども同士でのコミュニケーションが生まれることはもちろん、発表などを行うなかで、自分と違う意見に耳を傾けたり、他者に興味をもったりすることが子どもにとっての大きな刺激になると考えています。

レッスンで使う曲のほとんどがヤマハのオリジナル
生徒用教材。なおレッスン中の曲のほとんどがヤマハのオリジナル

小学生コースをより充実



--2020年4月より新しい学習指導要領が実施され、高学年で英語が教科化、中学年からは「外国語活動」の時間が導入されました。通われている、あるいは新規入会するお子さまや保護者の意識の変容というものはお感じになっていますでしょうか。

串田氏:新しく入会された方に伺ったところ「英語は楽しい」という感覚を小さいうちから育み、小学校の英語の授業にスムーズに入っていけることを期待している保護者の方が多いですね。また、小学生のお子さまがいらっしゃるご家庭では、保護者のみならずお子さま自身も「英語を頑張ろう」という意識が芽生えてきているようで、お問合わせが増えています。

 幼児期から英語を始めて、その後もずっと続けていけることがヤマハ英語教室の強みでもありましたが、小学生から本格的に英語を学びたいという近年のニーズに合わせて、低学年から始められるコースの幅も広げています

--幼児期からヤマハ英語教室に通っている子どもと、小学生から初めて英語に触れる子どもが同じクラスで学ぶことになるのでしょうか?

 昨今は英語教室に通っていなくても、幼稚園などで英語に触れているなど、英語の素養のある子が多くなっています。小学生からのスタートでも、幼少期からヤマハのメソッドで学んできた生徒にキャッチアップしていけるようにカリキュラムを改定し、新たに補助教材を用意するなど、講師も丁寧にフォローをしていきます。

 幼児期から英語をやってきた子、初めての子とコースを限定しないことで、曜日、時間帯ともに通える選択肢が増えます。ほかの習い事などとの調整もしやすく続けやすさにつながるというメリットもあると考えています。

--2020年度より小学校での英語教科化も始まりました。すでにヤマハ英語教室に通われているお子さま、保護者はどのような感想をおもちでしょうか。

串田氏:ヤマハ英語教室に幼児期から通っている子どもたちは、楽しみながら英語に触れ、コミュニケーション力や自己表現力を自然と身に付けています。学校の授業では、たくさん手を上げ、発表をしているなど頼もしい報告が先生のもとに寄せられています。特に毎週のレッスンで「聞く力」を意識して伸ばしてきたことで、リスニングがほかの子よりも得意だと子ども自身が感じているようですね。

 保護者も積極的に取り組む我が子の姿を見て、喜びを感じていらっしゃるようです。

--ヤマハ英語教室で楽しみながら身に付けた英語が、学校での学びにもつながるというのはまさに理想的ですね。

串田氏:ヤマハ英語教室は、スタート時より4技能を重視しており、特に「聞く」「話す」を中心としたコミュニケーション英語に力を入れています。

 小さいころは楽しみながら英語に慣れ親しんで、小学校に上がったら自分の考えを英語で表現し、人に伝えられることを目指したカリキュラム作りをしています。高学年では、ディスカッションなどに必要な姿勢を育てることも目標としています。英語でコミュニケーションができる能力を生かして、将来的には世界で活躍できるような子どもが育ってほしいという想いで教室を運営しています。

 また、私どもの教室は、ペーパーで点数をとるような英語カリキュラムではありません。「読み書き中心で話せない」というのが日本の英語教育の問題点だと言われてきましたが、ヤマハ英語教室は創立当初から一貫して、コミュニケーション英語の習得を目指してきました。

コミュニケーション英語の取得を目指している
コミュニケーション英語の取得を目指している

長年培った信頼が安心に



--新型コロナウイルス感染症にまつわる内容についてお伺いいたします。昨年度の緊急事態宣言による一斉休校、また今年に入ってからも感染者数の多い都府県で再び緊急事態宣言が発令されていますが、影響はいかがでしょうか。また、どのような対策をとられているのでしょうか。

串田氏:昨年の3~5月は、ほぼ全国の教室が休校となりました。休校中は、家庭学習内容をウェブサイトにアップしたり、教室スタッフが連絡を取ったりするなど、できる限りのフォローをしていました。6月にレッスンが再開となりましたが、各々の事情で辞めてしまう子もいるのではと不安に思うなか、ほとんどの子どもたちが教室を続けてくれたのは本当に嬉しかったです。

 レッスンの再開を心待ちにしていてくれた子どもたちからは「先生に会いたい」「もう一度みんなでレッスンを受けたい」といった声がとても多かったと聞いています。小さなころからヤマハ英語教室に通い、ずっとレッスンを続けてきたという年数が信頼関係につながっていることを改めて実感しましたね。

 現在は、感染防止のための基本策を徹底しながらレッスンを行っています。十分な生徒募集活動ができないなど今はとても難しい時期ですが、教室には、生のレッスンでしか味わえない学ぶ喜びがあると信じています。マスクの着用やソーシャルディスタンスなど、お通いの生徒のみなさんにはご負担をおかけしていますが、ご協力をいただいています。教室としては、これからも安心してお通いいただける環境を整えていきたいと考えています。

 また、先生と直接のやりとりを大切にした対面レッスンを主としながら、世の中のニーズに合わせて今後はオンラインレッスンや、オンラインでのイベントも取り入れていく予定です。

英語で子どもたちの可能性を広げたい



--子ども向け英語教室として、今後の目指すところをお聞かせください。

串田氏:英語で自己表現ができて、世界で活躍できる人を育てていきたい。そして大きくなったときに、あの頃ヤマハ英語教室に通ったなと、思い出してもらえたらいいですね。

 幼児期から始めてずっと続けるというのがヤマハ英語教室のメインストリームでしたが、小学生英語コースを今まで以上に充実させ、幼児期から児童期まで一貫したレッスンをご提供することで、今後も子どもたちの大きな可能性を広げる一助を担えるような英語教室でありたいと思っています。

 昨年は、コロナ禍のため新しい挑戦から足が遠のいたご家庭もいらっしゃると思います。今年の春は、新しい日常とともにヤマハ英語教室で英語をスタートできる子どもが増えてくれることを願っています。

「話したい」気持ちを育てるレッスン
「話したい」気持ちを育てるレッスン


--ありがとうございました。

 今回受賞をした幼児向け英語の高評価に加え、今後は「児童部門の受賞も目指したい」と期待を込めて語ってくれた串田氏。小さなころから英語に慣れ親しみ、ヤマハ英語教室で身に付けたコミュニケーション力を武器に世界に羽ばたいていく、そんな子どもたちの将来の姿がうかがえるようなインタビューだった。

《吉野清美》

吉野清美

出版社、編集プロダクション勤務を経て、子育てとの両立を目指しフリーに。リセマムほかペット雑誌、不動産会報誌など幅広いジャンルで執筆中。受験や育児を通じて得る経験を記事に還元している。

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