<社会>講評
(SAPIX中学部 提供)
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1.小問集合
例年は地理・歴史・公民の3分野から1問ずつの計3問が出されましたが、2021年は歴史が1問増えて計4問の構成でした。形式は地理・公民は例年通りで、歴史は2問ともに2019年以来の語句選択でしたが、いずれも得点しやすいものでした。
2.世界地理
3問とも統計や文章が資料として与えられ、条件に合わせて当てはまる国やデータを選ぶ例年通りの問題でした。じゃがいもの生産量をヒントとして活用するものや偏西風をキーワードに国を選ぶものなどは、与えられた資料を丁寧に読み取らないと得点できないものでした。
3.日本地理
統計や文章が資料として与えられ、条件に合わせて当てはまる都道府県を選ぶ問題と、地形図を資料とした記述問題という、難度・構成ともに例年通りのものでした。
4.歴史
古代から中世および、近現代の出来事の年代を判断する問題に加えて、ここ数年で出題が定着した年表・地図・文章を照らし合わせて解く問題の、計4問から構成される例年通りの構成でした。
5.公民
例年は小問4問構成ですが、2021年は大問1で1問増えた分、1問減って3問の構成でした。経済分野からの出題を軽減し、出題範囲削減に対する調整を行ったと推察できます。3問ともに政治分野からの出題で、難度も細かい内容までは踏み込まず、例年より易しいものでした。
6.総合
地理・歴史・公民から各1問という問題構成でした。ここ数年で出題が定着した世界史の年代順並べ替えをはじめ、例年の傾向を踏襲していましたが、難度は例年よりやや易しめでした。
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このレポートは、令和3年2月22日(月)に速報としてSAPIX中学部が作成したもの。
SAPIX中学部は、新小学5・6年生、新中学1・2・3年生(現小4・5・6生、現中1・2生)を対象に「高校入試分析会 ~地域別 入試概況~」および「高校入試分析会 ~志望校別 データ分析~」をオンライン配信する。3月19日(金)から視聴可能。講演内容や視聴方法などの詳細は、SAPIX中学部のWebサイトで確認できる。
協力:SAPIX中学部