早稲田・青学大「7割」対面授業目指す…慶大、上智など新学期方針

 慶應義塾大学は2021年2月22日、塾長メッセージをWebサイトに掲載。2021年度新学期は、キャンパスに集い、さまざまな学びを十分に体験できるよう準備を進めていくという。早稲田大学と青山学院大学は7割の対面授業を目指すなど、新学期に向けて授業方針を公表している。

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 慶應義塾大学は2021年2月22日、塾長メッセージをWebサイトに掲載。2021年度新学期は、キャンパスに集い、さまざまな学びを十分に体験できるよう準備を進めていくという。早稲田大学と青山学院大学は7割の対面授業を目指すなど、新学期に向けて授業方針を公表している。

 慶應義塾大学の長谷山彰塾長は、2021年度の新学期について、新型コロナウイルス感染状況の推移を注意深く見守りながら、塾生がキャンパスに集い、さまざまな学びを十分に体験できるよう準備を進めていくという。2020年度春学期は、急遽、全面オンライン授業に切り替えたことで当初は混乱もあった。しかし、オンライン授業にも、距離と時間の制約からの解放、反復学習や同時双方向の議論が可能となること、また、さまざまな事情でキャンパスへの通学が困難な塾生の学業継続など一定のメリットがあることが明らかになった。今後は教員と学生の負担軽減など工夫を重ね、対面型とオンライン型のより学習効果の高いハイブリッドな授業形態を模索していく。

 早稲田大学は2月23日、田中愛治総長が「早稲田大学に合格された皆さんへ」と題し、Webサイトにメッセージを寄せた。4月の新学期からは7割の授業を対面で行うことを目指して準備しているので、安心して入学するよう呼び掛けている。コロナ対策の一環として、すべての教室を1時間1人あたり30立方メートルの換気ができる空調設備に入れ替えた。そのうえで、1教室で同時に授業を受ける学生の数を収容人数の約2分の1以下とする。一方で、3割程度の授業は、オンライン教育を継続。200人を超える学生が大教室で受講するような講義科目は、コロナの感染を防ぐためでもあるが、オンラインでも十分な教育効果のあることがわかったため。しかし、早稲田大学の良さは、対面で学生同士が、また学生と教員が語り合う、「熟議」の場を持つことにあるため、そうした環境は可能な限り復活させる予定だという。

 青山学院大学は、2021年度授業実施方針として、開講授業数の約7割の面接授業に加えて約3割の遠隔授業を予定し、通学を前提とした授業運営を行う。遠隔授業は、面接授業と同等あるいはそれ以上の教育効果が見込める場合、学生および教員の感染リスクを回避する必要がある場合に実施する。なお、今後の感染状況により再び遠隔授業を中心とした授業形態とせざるを得なくなった場合でも、2021年度新入生や2年次生については、可能な限り面接授業を優先して受講できるような体制を整える。

 上智大学は、4月からの授業は対面を多く取り入れつつ、大人数科目をオンデマンド授業として開講するほか、学部・学科の特性、健康上の事情などを考慮し、オンライン形式を併用。新型コロナウイルス流行下では、さまざまな事情により対面授業に参加できないケースが予想されることから、ハイフレックス授業も幅広く取り入れる。ハイフレックス授業とは、一部の学生が外部からZoomを用いてライブで参加する授業のこと。

 立命館大学の2021年度は、キャンパス内で対面授業を受講する機会を増やす。対面とWebを組み合わせて実施する授業においても、可能な限り対面授業の回数を増やすことを目指す。仮に感染状況が悪化し、キャンパスへの入構を制限しなければならない状況になっても、感染防止対策を徹底したうえで、キャンパス内の情報環境や印刷設備、自習などでの空き教室の利用を認める。また、キャンパス内の食堂やコンビニエンスストアといった施設もできる限りサービスを提供できるように、関係機関と連携し対応する。

《田中志実》

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