【高校受験2021】埼玉県公立高入試<国語>講評…全体的に易化

 令和3年2月26日(金)、令和3年度(2021年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜が実施された。リセマムでは、スクール21の協力を得て、学力検査「国語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

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【高校受験2021】埼玉県公立高入試<国語>講評
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 令和3年2月26日(金)、令和3年度(2021年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜が実施された。埼玉県教育委員会が2021年2月22日に発表した埼玉県公立高等学校入学者選抜志願確定者数は、全日制の普通・専門・総合学科の合計で、入学許可予定者数3万6,040人に対し、志願確定者数は3万9,475人。倍率は1.09倍だった。リセマムでは、スクール21の協力を得て、学力検査「国語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

<国語>講評
(スクール21 提供)



 全体的に易しくなりました。中3で習う漢字に読みがながふられるなど、受検生に配慮した結果か、取り組みやすい内容でした。

大問1.文学的文章


 例年記述問題は2題出題され、いずれも文章中の言葉を使ってまとめるものでした。今年は同じく2題出題されましたが、そのうちの1題は文章中から書き抜く問題でした。結果的に難易度は易しくなりました。

大問2.知識問題


 特別な知識は必要ではなく、考えれば解ける問題が多かったです。文法の問題は2問とも基本的な内容であり、問4のフリップを使った問題も、落ち着いて考えれば正答は難しくなかったでしょう。

大問3.説明的文章


 ここ数年、芸術など抽象的なことについて書かれた文章でしたが、今年は身近なこと(散歩やトレッキング)について書かれた文章だったため、読み取るのは易しかったでしょう。また問題も記述問題で字数が減るなど、取り組みやすかったと思われます。

大問4.古文


 「徒然草」からの出題。有名な作品であり、また長さも短くその割りに注釈が多かったため、意味をとらえることは難しくなかったでしょう。問題も平易で、高得点がとれた受検生も多かったと思われます。

大問5.条件作文


 作文の段落指定は、昨年を踏襲したものでした。ただし資料は昨年の2つを読み取ることから今年は1つに減ったため、書く内容は絞りやすかったでしょう。練習を積んだ受験生にとっては、大変書きやすかったのではないでしょうか。

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 このレポートは令和3年2月26日(金)に速報としてスクール21により作成されたもの。

協力:スクール21

《編集部》

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