【中学受験の塾選び】早稲田アカデミーの特徴と費用、塾活用ポイント(2021年度版)

 中学受験の成否の鍵を握る「塾選び」。塾選びの参考に、大手人気塾4塾の特徴や費用、カリキュラムなどを紹介する。中学受験で成功するための塾選びと活用のポイントは、プロ家庭教師集団・名門指導会に聞いた。今回は早稲田アカデミーについて見ていこう。

教育・受験 小学生
早稲田アカデミー
早稲田アカデミー 全 4 枚 拡大写真
 中学受験の成否の鍵を握る「塾選び」。塾選びの参考に、大手人気塾4塾の特徴や費用、カリキュラムなどを紹介する。中学受験で成功するための塾選びと活用のポイントは、プロ家庭教師集団・名門指導会に聞いた。今回は早稲田アカデミーについて見ていこう。

早稲田アカデミーの指導の特徴



 早稲田アカデミーでは、「本気でやる子を育てる」という教育理念のもと、競争心を刺激する学力別少人数クラス編成で、私語のない緊張感のある授業を行い、生徒たちの集中力を最大限に高める。また、授業はもちろんのこと、宿題のチェックや学習フォロー、面談も担当講師が直接行う。保護者会や個別面談、電話などを通じた保護者との連携も担当講師が行うので、生徒たちの学習意欲や習熟度をきめ細かく確認しながら、効果的な学習ができる。

入塾の時期



 新3年生、新小学4年生の2月が多いが、低学年の入塾者も毎年増えている。コロナ禍で中学受験への関心が高まっており、どの学年も前年以上に問合せや入塾が増えている。

入塾前のテストの有無



 入塾前に学力を診断するテストを行っている。費用は無料。入塾テストの予約は、入塾希望の校舎へ直接電話するか、Webサイトの入塾テスト予約フォームより行う。

塾のコロナ対応



 校舎での「対面授業」・Zoomを使用したオンライン「双方向Web授業」のいずれかを選択して受講できる(これを「早稲アカDUAL」と呼んでいる)。詳細は早稲田アカデミーのWebサイトで確認できる。なお、2020年度の合格体験記によると、生徒や保護者から「早稲アカDUAL」の評判が良かった。

 また、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、校舎での対策として、「早稲田アカデミーコロナウイルス感染拡大防止のための9つの約束」を徹底している。

(1)職員は全員(講師・事務ともに)、マスクを着用する。
(2)職員は全員、出社時に検温する。
(3)手指消毒を徹底する。
(4)教室の消毒・清拭を徹底する。
(5)30分に1回の換気を徹底する。
(6)1教室の人数を定員の90%以内とする。
(7)来校時には必ずマスクの着用、入館時には手指消毒をする。
(8)「健康チェックカード」に必要事項を記入して持参する。
(9)校舎教室内で食事をとる際は、「教室内で食事をするときの7つの約束」を守る。

年間にかかる費用とカリキュラム



 4年生は61万5,820円、5年生は94万2,850円、6年生は113万8,990円(税込、季節講習費込み)。費用には、教材費と外部模試の費用は含まれない。

クラス分け



 1クラスあたりの人数は平均12~13人だが、校舎により異なる。学力別クラス分け、6年生の日曜講座は志望校別コースのみ志望校別&学力別クラス分け。

通塾の頻度



 4年生は週2回(午後5時~6時40分、午後6時50分~7時40分)。5・6年生は週3回(午後5時~6時40分、午後6時50分~8時30分)。


授業以外のサポート



 保護者会、面談、質問対応のほかに、個別補習、塾内報、入試関連イベントなどがある。

塾選びと活用のポイント


(名門指導会 箱崎大輔先生)

 「体育会系」と言われることが多い早稲田アカデミー。四谷大塚の準拠塾の中では最大の塾であり、四谷大塚の「予習シリーズ」とオリジナルテキストを併用する。宿題は多いが、講師による宿題チェックがしっかりしているため、その意味では親の関与が少なくて済む。

 「宿題が多い」「宿題をやっていかないと叱られる」といったイメージを持たれることも多い塾だが、基本は面倒見が良いことが特徴。宿題に限らず困ったことがあるときは、担当講師や校舎長に相談すれば、できる限り対処してくれるので、どんどん塾に相談することで学習効果が出やすくなるタイプの塾といえる。

 入塾の時期については、他の大手塾同様、ベストタイミングは新4年生の2月。

 家庭の関与が少なくて済む塾だからこそ「もうすでにできる問題まで、すべて宿題で演習する」という勉強に追われて消化不良になるケースが多く、注意が必要だ。子どものようすを見ながら宿題の取捨選択やスリム化に関する相談をするとよいだろう。

 四谷大塚準拠塾でもある早稲田アカデミーだが、四谷大塚が実施する週テストの受験は選択制となっている。4年生のうちは、無理をして週テストを受けずに月1回の「公開組分けテスト」だけにして毎週の家庭学習サイクルを確立し、高学年になったら週テストも含めた1週間の学習サイクルを目指す、といったスタイルも選択できる。

 早稲田アカデミーが近年難関校の実績を伸ばしている要因のひとつに「NN志望校別コース」(「なにがなんでも」の略)がある。他の塾に通いながらNNだけは早稲田アカデミーに通う受験生も一定数おり、早稲田アカデミーの合格実績にはそのような生徒も含まれている。6年生でNNを受講する場合は、この講座を中心に1週間のサイクルを組む必要がある。

 面倒見がよく、共働きの家庭にも向いている。積極的に塾に相談し、チェックなど家庭で手が回らない部分を塾で補ってもらうような利用のしかたができればベストだ。

 コロナ対応について、従来どおりの教室での対面授業と、Zoomによるオンラインの双方向授業を選べる。対面授業と同じ科目数、同じ授業時間で「いつもの先生」の授業が家庭で受けられるのが特徴。双方向授業なので先生とコミュニケーションをとりながら学習できる。

《工藤めぐみ》

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