ランドセル購入ピークは3月、男の子・女の子に人気の色は?

 2022年4月に小学校に入学する子どもがいる家庭のランドセル購入予定時期は、「3月」が最多であることが「ランドセルの通知表」が発表した調査結果より明らかになった。購入の際に重視するポイントは、男の子が「耐久性」、女の子が「デザイン・色」であった。

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ランドセルの購入予算
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 2022年4月に小学校に入学する子どもがいる家庭のランドセル購入予定時期は、「3月」が最多であることが「ランドセルの通知表」が発表した調査結果より明らかになった。購入の際に重視するポイントは、男の子が「耐久性」、女の子が「デザイン・色」であった。

 調査は、2022年4月に小学校へ入学する子どもがいる人を対象に実施したもの。回答数は400名。調査時期は2021年2月。

 ランドセルの購入予算(税込)は、男女とも「5万円未満」が最多。ついで、男の子は「3万円未満」、女の子は「6万円未満」であった。男女別では、女の子のほうが若干、予算が多い。また、「9万円以上」の高級ランドセルを検討している人も、男の子4%、女の子5%と、昨年(2020年)の調査結果よりもわずかに増えており、ランドセルの高級志向は2021年も継続しそうだという。

 購入予定の色は、男の子が「ブラック」62%、「紺(ネイビー)」20%、「青(ブルー、アクアなど)」7%、「茶(ブラウン、キャメル、オレンジなど)」4%など。女の子が「桃(ピンク、ローズなど)」37%、「赤(レッド、ワインレッドなど)」29%、「紫(ラベンダー、スミレなど)」10%など。

 ランドセルの購入予定時期は、男女とも「3月」が最多。このほか、ゴールデンウィークがある「5月」、夏休みがある「8月」が多く、例年では8月後半くらいから完売するモデルが増えてくるという。またアウトレットセールなどが行われる「12月以降」に購入を考えている人も男女ともに20%以上いる。

 ランドセル購入に際して重視することは、男の子が「耐久性」がもっとも多く、「デザイン・色」「価格」が続いた。女の子は「デザイン・色」がもっとも多く、ついで「重さ」「耐久性」であった。「価格」は、男の子19%、女の子9%と、男の子のほうが倍以上多い。男の子には「安くて丈夫なランドセル」、女の子には「オシャレで軽いランドセル」が好まれる傾向にあることが明らかになった。

 ランドセル展示会に行くかを聞いたところ、男女とも「できれば行きたい」がもっとも多かった。しかし、「行かない」という回答も多く、コロナ禍の現在、展示会に行きにくいと考えている人も多いようだ。展示会に参加できない場合、「ランドセルの通知表」は「近くの百貨店などで展示品を見る」「カタログを取り寄せて大きさなどを確認する」「インターネットで口コミや体験談などを調べる」ことをお勧めしている。

 ランドセルのカタログを取り寄せるかという質問には、男女とも「取り寄せたい」と考えている人が多かった。最近は電子カタログに対応しているブランドが増えたため、紙カタログを取り寄せなくても見ることができる。しかし、「ランドセルの通知表」によると、じっくりと読み比べる場合は紙カタログのほうが見やすいという。

 最終的に誰が購入を決めるかについては、男女とも「子ども」が半数を超え最多であった。ついで、「父親」「母親」が多い。男の子は「父親」20%、「母親」19%とほぼ同数であったが、女の子は「父親」11%に対して、「母親」26%と、「母親」が決める家庭が多かった。

 ランドセルの支払いは、男女とも「両親」が約6割ともっとも多い。残りの4割のうち、ほとんどが「父方の祖父母」「母方の祖父母」であった。

《外岡紘代》

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