発達支援の専門施設「こころの発達研究所LIBO」4月設立

 大阪で児童福祉関連施設を多数運営するたけのこは2021年4月1日、東京都目黒区自由が丘に、発達支援サービスを提供する幼児のための専門施設「こころの発達研究所LIBO」を設立する。

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発達支援の専門施設「こころの発達研究所LIBO」4月設立
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 大阪で児童福祉関連施設を多数運営するたけのこは2021年4月1日、東京都目黒区自由が丘に、発達支援サービスを提供する幼児のための専門施設「こころの発達研究所LIBO」を設立する。

 こころの発達研究所LIBOは、子どもの発達のようすを正確にアセスメントし、研究によって科学的に立証されてきた発達支援方法から作成したプログラムを提供する発達支援の専門施設。コミュニケーションや社会性という、これから生きていくうえで基盤となる力を育てるほか、認知、言語、運動などの今後必要となるスキルを6歳までに成長させることを重視しており、遊びや学習を通してそれらのスキルを伸ばしていく。

 所長である黒田美保氏をはじめ、職員のほとんどは心理士の資格をもった発達支援の専門家であり、発達支援の研究者でもある大学教員も勤務。はじめに行う発達検査では、現在の発達水準を把握するだけでなく、社会性やコミュニケーションのようすを、子どもの行動観察検査や保護者への面接検査で確認する。こうしたアセスメントは、黒田氏らが欧米の検査の日本版を作成したもので、厚生労働省が定める医療の保険点数がついているものもある。

 また、LIBOのスタッフが発達支援の本場アメリカで開発された、いくつかのプログラムの研究を行い、それらを参考に日本の文化や教育課程にあわせてアレンジを加え、子どもの年齢や発達にあわせた多様なプログラムを用意。さらに、保護者と子どもとの関わりについての支援や、子育て相談などの保護者向けプログラムも用意している。

《桑田あや》

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