【高校受験2021】茨城県立高で採点ミス、3人が追加合格
茨城県は2021年3月22日、県立高校入試で採点ミスがあり、3人に本来合格とすべきところを不合格としていたと発表した。学力検査実施93校のうち53校、408件の採点に誤りがあることが判明した。
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令和3年度(2021年度)茨城県立高等学校入学者選抜で、3月3日に実施した学力検査において、牛久栄進高校で採点ミスが発覚。そのため、全県立高校で全受検者の解答用紙の再点検を行った。
再点検の結果、学力検査実施93校のうち53校、408件の採点に誤りがあることが判明した。そのうち、合否判定に影響があったのは3件。牛久栄進高校と境高校、取手第一高校で受検者各1人に、本来合格とすべきところを不合格としていた。
教育長は、3月18日に県立中学校、中等教育学校へ適性検査解答用紙の一斉点検を指示し、さらに3月19日に2020年度の県立高校学力検査、中学・中等教育学校適性検査解答用紙の一斉点検についても指示した。今後、その結果も踏まえて、関係者の処分や再発防止策を早急に検討していくという。
大井川和彦知事は、記者会見で「この採点の誤りによりまして、結果として3人の方に本来合格とすべき受検者を不合格としてしまったという、あってはならない事態を起こしてしまいました。入学者選抜は、公正かつ厳正に行わなければならないと。採点の誤りがあり、受検者を初めとして保護者や中学校関係者、さらに、県民の皆様の信頼を損ねることとなったことは誠に申しわけなく、一切の弁解の余地はない事態であると認識しております。重く受け止めております。今後、皆様からの信頼を回復するため、このたびの事態を徹底的に検証し、早急に再発防止策を検討、策定して、来年度の入学者選抜に反映していきたいと思います」と謝罪した。
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