今回リセマムでは子どもをもつ保護者を対象に、子どもの習い事経験、人気の習い事であるスイミングスクールの良い点、心配な点などについてインターネットにてアンケート調査を実施した。(実施期間:2021年2月19日から3月15日、有効回答者数1,023人)
人気のスイミング、保護者が重視することは?
今回の調査の回答者は小中高大学生をもつ保護者。お子さまが取り組んでいるスポーツの習い事はスイミングがもっとも多く、スイミングスクールの利用歴は5年以上が28%、3年~5年が25%で、3年以上続けるお子さまが5割を超える結果となった。
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スイミングスクールに入会するときの決め手としてもっとも重視されていることは「通いやすさ」が最多で36%。次いで、「友人知人の紹介」28%、「コーチの質」11%、「安全管理体制がしっかりしていること」10%、「設備の充実度」9%、「カリキュラムの質」8%、「保護者への連絡・サポート体制」6%という結果だった。
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わが子のスイミング、ここが心配
お子さまが通っているスイミングスクールでの不満・心配事としてもっとも多かったのは、「なかなか進級しない、しても基準がわかりづらい」17%、「コーチの指導について子どもが理解できているかがわからない」と「泳いでいるようすを見る機会がない、または少ない」15%と続いた。
一方、満足な点・お勧めしたい点としては「レッスン中の子どものようすがわかりやすい」26%、「コーチの指導が良い」23%、「進級の基準やしくみがわかりやすい」19%といった結果になった。

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いずれも、よりわかりやすい進級の基準を望み、レッスン中のわが子のようすを知りたいと考える親心が窺える結果だ。
「あったら良いと思う機能・サービス」に関する設問では、「早く上達できるカリキュラム」32%のほか、「見学に行けないときも、映像で子どものようすを確認できる」31%、「自分のスマホなどの端末でレッスン内容を予習できたり、映像で振り返ることができる」24%、「ICTを活用した最先端のレッスン」13%という、デジタルデバイスや最新技術の活用を希望する声が並んだ。
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
より具体的な保護者のニーズを調査すべく「子どものレッスン中の様子や進級テストの様子や結果が、動画等で配信されるサービスがあったらスイミングスクールに導入してほしいと思いますか?」という問いを設けたところ、65%が「はい」と解答。多くの保護者がポジティブに捉え、導入を望んでいることがわかった。
わが子の成長を見える化
心身ともに子どもの成長を常に願うのが親心。その成長の姿を自らの目で確認したい保護者のために、多くのスイミングスクールでは見学スペースを用意しているが、プールまで距離があったり、同じ水着と帽子姿でわが子を判別しづらかったり、水中の動きまで確認できず改善点が子ども本人や保護者に伝わりにくかったりといった不満が調査結果からわかってきた。
そんなスイミングスクールでのわが子の成長の姿を「見える化」し、練習の効果をさらに向上させる、AIを活用した画期的な支援システムが開発されたという。
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ソニーネットワークコミュニケーションズは、ジュニアスイミングスクールを運営するルネサンス社協力のもと「スマートスイミングレッスンシステム」を開発した。まず壁面や水中などプールに複数のカメラを設置して映像を撮影。コーチのタブレットで直ぐに自分の泳ぎを動画でチェックすることができ、ビジュアルによって気付きや学びにつながるという流れだ。
練習効果向上で主体性も身に付く
レッスン中のプールサイドでは、生徒が泳いだ直後にコーチがタブレットを操作することで、その場で動画が再生でき、フィードバックが可能だ。子どもたちの納得感もアップし、自分で課題に気付き、改善点を考え、次の行動につながりやすい。映像でタイムリーに上達を実感できることからモチベーションが向上し、積極的に、より主体的に取り組むようになるという波及効果も期待できる。
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「スマートスイミングレッスンシステム」を導入したスイミングスクールは、進級テストの結果を動画と共に、保護者用の個人ページに配信することが可能。コーチは生徒ひとりひとりを管理し、保護者はわが子のようすを映像で確認、子どもは「できた!」を実感できるという好循環を作り出すことができる。レッスン前にお手本動画で予習したりすることもできるため、親子でのコミュニケーションも深まりそうだ。
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ソニークオリティの4K高画質映像
一般的にスイミング スクールでは泳いでいる人数の多さに加え、水面の揺れや光の反射・屈折の影響もあるため 、画像認識の難易度が高いと言われている。「スマートスイミングレッスンシステム」では、独自のAIアルゴリズムの開発により、映像から被写体を追従して複数カメラから最適なアングルを組み合わせた動画の自動編集を可能にし、グループレッスンで実用化している。
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また、指導側のアプリケーションも、現場のコーチと一体となり、トライアルを重ねて開発している。グループ指導での運用のしやすさを考慮し、安全配慮が必要なスイミングスクールでもスムーズに操作できるUI・UXを実現している。たとえば、 レッスン中でも操作しやすい画面デザイン、生徒の操作なく動画再生できるシステムなど、オペレーション負荷を軽減しつつ 、より効果的なコーチングを可能にしているという。
プール内であることに配慮し、防水対応を施したソニー製小型リモートカメラを設置。従来は水中からの映像は特別な施設でないと見ることができなかったが、「スマートスイミングレッスンシステム」の水中カメラは独自に開発され、約4kgという軽量化を図りながらも4Kの高画質録画を実現。コーチが手軽に持ち運ぶことができるので、スイミングスクールでの4Kの水中映像を体験することが可能になった。
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見えなかったところを「見える化」した、コーチ、保護者、生徒、三方良しの「スマートスイミングレッスンシステム」は、全国のスイミングスクールで今後広く展開されていく予定。スポーツのデジタルトランスフォーメーション化を支援する、ソニーネットワークコミュニケーションズのスポーツソリューションは、スイミングだけではなくゴルフとテニスのレッスンにも活用が進んでいる。
子どもたちの学びにAIドリル・教材が積極的に使われる時代。子どもひとりひとりの個性や進度に合わせたカリキュラムを提供する学習サービスがますます増えている中、最先端のAI技術の利活用はスポーツの習い事にも広がりを見せている。
ソニーネットワークコミュニケーションズ
「スマートスイミングレッスンシステム」