【高校受験】志望校選択、9割超の家庭「受験生本人が主導」

 国公私立高校受験生の保護者の約9割が、志願校や併願校等、受験についての選択はおもに「子供本人」が決めたと回答していることが、栄光ゼミナールが2021年4月20日に発表した調査結果より明らかになった。

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第一志望校を決定したのは、いつごろか
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 国公私立高校受験生の保護者の約9割が、志願校や併願校等、受験についての選択はおもに「子供本人」が決めたと回答していることが、栄光ゼミナールが2021年4月20日に発表した調査結果より明らかになった。

 増進会ホールディングス(Z会グループ)のグループ会社である栄光が運営する栄光ゼミナールが実施した受験生アンケートは、栄光の教室に在籍していて、2021年に国立・公立・私立高校を受験した受験生とその保護者を対象に実施したもの。調査期間は2021年1月23日から3月31日。

 受験生に第一志望校を決定したのはいつごろか聞いたところ、もっとも多かった回答は「中3の夏休み以降」60.4%。高校受験では、内申点と試験の合計点で合否判定を行うことや、内申点が出願条件である等、内申点が影響する場合が多いことから、栄光は内申点や模試の結果が出るこの時期に第一志望校を決める受験生が多いと分析している。

 志望校・受験校を選ぶうえで、学習面について重視した点を、受験生と保護者それぞれに聞いたところ、受験生の41.0%、保護者の66.0%が「成績・学力に相応」と回答し、ともに最多。このほか、受験生・保護者ともに「学校の教育方針・校風」「大学への進学実績」が順に続いた。また、志望校・受験校を選ぶうえで、学校の雰囲気や取組みについて重視した点について聞いたところ、受験生の29.2%、保護者の58.5%が「在校生の雰囲気」と回答し、ともに最多だった。

 受験生の保護者に、志望校や併願校等、受験についての選択はおもに誰が決めたか聞いたところ、「子供本人」が91.5%で最多。多くの家庭で、受験生本人が主体となって、高校受験に関する選択を決めていたことが明らかとなった。

《桑田あや》

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