静岡大「大学生による暮らしのヒント集」作成…コロナ禍での学生生活

 静岡大学は冊子「大学生による暮らしのヒント集 コロナ禍での静大生活2020」をこのほど作成した。高校生向けの広報冊子で、コロナ禍で大きく変化した大学生活について、学生たちの視点で日々のようすをまとめている。

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大学生による暮らしのヒント集
大学生による暮らしのヒント集 全 4 枚 拡大写真
 静岡大学は冊子「大学生による暮らしのヒント集 コロナ禍での静大生活2020」をこのほど作成した。高校生向けの広報冊子で、コロナ禍で大きく変化した大学生活について、学生たちの視点で日々のようすをまとめている。

 「大学生による暮らしのヒント集」は、同大学全学入試センターの雨森准教授が担当する授業「高等教育と入試広報」において、受講学生たちが講義の成果としてまとめたもの。2020年度は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、授業方法をはじめ多くの変更があり、学生にとっても大学生活が大きく変わった。学生たちが実際に経験した1年間の大学生活、オンライン授業、野外実習、部活・サークルの活動、アルバイト、就職活動等のさまざまな場面を写真やイラストとともに大学生の本音で紹介している。受講生は2年生以上だが、1年生からの聞き取りも掲載されている。

 冊子は全40ページ。5つの項目で構成され、「静大版・オンライン授業入門」では、大学で実施されている3つの形態を紹介。対面授業と比較してオンライン授業のメリット、デメリットを具体的な例をあげている。その他、学科やコースごとの時間割や学生生活のリアルな声を取り上げている。

 さらに、コロナ禍での学生生活の変化を寮生活、自宅生に分けて紹介。寮生のインタビュー記事では、オンラインによる就職活動や試験で苦労した体験談等が寄せられている。その他、コロナ禍でのアルバイト、部活動やサークル活動、大学のコロナ対策等、写真を添えて紹介。コロナ禍で入学した1年生の本音では、友達作りが難しい、遊ぶことの制限等不安な日々だったことを吐露している。

 冊子は大学のWebサイトからダウンロードできる。作成した学生たちは、「高校生や大学1年生に読んでもらえれば、新たな大学生活をイメージしやすくなるのではないか」と話している。

《田中志実》

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