【大学受験2022】共通テストや個別試験のポイント…旺文社

 旺文社教育情報センターは2021年6月8日、「コロナ入試2年目、『選抜実施要項』公表!」をWebサイトに掲載した。2022年度大学入学者選抜実施要項をもとに、2022年度の大学入学共通テスト(以下、共通テスト)や個別試験、ICT活用等のポイントをまとめている。

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 旺文社教育情報センターは2021年6月8日、「コロナ入試2年目、『選抜実施要項』公表!」をWebサイトに掲載した。2022年度大学入学者選抜実施要項をもとに、2022年度の大学入学共通テスト(以下、共通テスト)や個別試験、ICT活用等のポイントをまとめている。

 「コロナ入試2年目、『選抜実施要項』公表!」は、文部科学省が6月4日に2022年度大学入学者選抜実施要項を公表したのを受けたもの。注目ポイントや変更点等をわかりやすく紹介している。

 全体的な解釈によると、「罹患した受験生への受験機会の確保(個別試験の追試等)」「試験当日の感染拡大の防止(面接のオンライン化等)」の2点は、2022年度入試でも引き続き大学に対応を求めている。一方、「学校休業への対応(共通テストの2日程化、総合型の出願スタートの後ろ倒し等)」に関わる措置は、現在のところ全国で一斉の学校休業は行われていないため、なくなっている。

 そのため、共通テストは例年の形に戻り、本試を2022年1月15日と16日、追試は2週間後の1月29日と30日に実施することになった。追試の試験会場の規模や場所は、感染状況を踏まえて秋ごろに決定して公表される。

 追試が新型コロナ対応により2週間後となることについて、旺文社教育情報センターは「本年度も国公立大の出願期間や大学への成績提供日に影響が出る可能性が高い」と指摘。国立大学協会と公立大学協会がすでに公表している入試日程では、追試は1週間後のスケジュールで組まれているため、1月24日~2月2日の出願期間では追試受験者はかなり厳しく、2021年度入試と同様に出願締切日が延長される可能性があると予想している。

 これ以外の変更点では、総合型選抜の出願は9月1日以降に開始となる。出題科目・範囲に関わる配慮はすべて削除。総合型、推薦型選抜の出願時に第3学年の評定が記載できない場合の対応も削除された。

 「追試、または別日程への振替を必ず講じる」「大会や資格・検定試験に中止等で参加できなかった場合、調査書には理由をつけて大会名や資格・検定名を記載することができる」等の対応は、2021年度入試に引き続き、2022年度入試でも大学に求める。

 2021年度入試で問題が表面化した「ICTの活用」と「急な入試の変更」については、経験を踏まえて内容が強化・変更されている。「ICTの活用」については、配慮例として「通信環境に不具合が生じた場合、時間を繰り下げたり、予備日に実施」「大学でのオンライン受験も可能に」「サポートデスク等の連絡窓口を設け、不測の事態に対応」「障害等のある受験生に対する合理的な配慮」をあげ、受験生が不利益を被ることがないよう求めている。

 「急な入試の変更」については、入試を変更する場合の留意点として「変更は7月31日までに決定」「8月1日以降は、明らかにその地域で入試が実施できない場合等を除き、個別試験の中止、教科・科目の変更等は不可」「面接のオンライン化、実技の方法、試験時間、試験会場等の変更は可能。早期に周知」と明記。2021年度入試では、各大学の変更が相次ぎ、共通テスト実施後に個別試験の中止を決定した国立大もあったが、2022年度入試は大幅な変更に対して一定の歯止めがかけられている。

《奥山直美》

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