若手社会人8割「学校でクレジットカード教育すべき」

マイナビは、「クレジットカードに関するアンケート調査」の結果を発表した。同調査はマイナビ学生の窓口によるもので、社会人1年目から5年目までの男女を対象に、2021年5月7日から5月16日まで実施したもの。

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クレジットカードの利用場所
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 株式会社マイナビは、「クレジットカードに関するアンケート調査」の結果を発表した。同調査はマイナビ学生の窓口によるもので、社会人1年目から5年目までの男女を対象に、2021年5月7日から5月16日まで実施したもの。有効回答数は310件。

 調査結果によると、「自分名義」のクレジットカードを所有しているのは全体の93.2%を占め、枚数では「2枚所有」が29.7%で最も多かった。一方、クレジットカードの「家族(ファミリー)カード」を持っている回答者は全体の18.7%にとどまっている。

 クレジットカードを最初に持った年齢は「20歳」、学年では「大学1年生」が最も多かった。その理由は、「インターネットショッピング等で決済が簡単にできるから」(36.6%)、「現金の持ち合わせがなくても買い物ができるから」(30.1%)などが多かった。主な利用機会も「インターネット(通販、ショッピング、音楽・動画・ゲーム等のオンラインコンテンツなど)」が81.5%を占めている。

 クレジットカードを利用する際のルールや方法については、半数以上(53.2%)の回答者が「情報を得たい」と考えている一方で、47.4%と半数近くが「情報を得る機会がなかった」と回答しており、「カードを利用していくこと」(60.7%)や「インターネット等で検索すること」(54.0%)で情報を得たとしている。

 こうした情報をどのような形で得たいかという質問では、「ホームページ(業界団体やカード会社など)」(52.5%)、「YouTubeなどの動画配信サイト」(47.5%)、「SNS(Twitter、Instagram、LINE、Facebookなど)」(42.3%)の3種類に回答が集中した。

 また、全体の79.0%が「学校でのクレジット教育が必要」と考えおり、その理由には「使い方を正しく理解したい」(69.8%)、「安心して使いたい」(52.2%)、「理解していない状態で利用するのが怖い」(48.6%)を挙げている。教育の内容については「クレジットの基本的な仕組みやルール」「利用上の注意点」「トラブル事例」などを学ぶべきとしている。

 安全・安心なクレジットカード取引のために業界が実施している取り組みの認知度は、「カードを偽造することが難しいICチップ付きのクレジットカードの普及が進められていること」(64.5%)、「クレジットカードの利用では、サインをする方法に比べて4ケタの暗証番号を入力する方法の方が安全性が高いこと」(52.3%)、「ネットショッピングでは、カード利用時にカード番号や有効期限に加えて、『追加情報』」を求められるサイトの方が、安全性が高いこと」(40.6%)となった。

5 年目までの社会人 約 8 割「学校でクレジットカード教育すべき」

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )@ScanNetSecurity》

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