第15回キッズデザイン賞、234点発表…受賞者一覧

 キッズデザイン協議会は2021年8月25日、第15回キッズデザイン賞の受賞作品234点を発表した。新型コロナウイルス対策を施した製品やサービスが増回傾向にあり、「BEYOND COVID-19特別賞」を新設。SDGsやオンラインに関連した製品・サービスの受賞も多かった。

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 キッズデザイン協議会は2021年8月25日、第15回キッズデザイン賞の受賞作品234点を発表した。新型コロナウイルス対策を施した製品やサービスが増回傾向にあり、「BEYOND COVID-19特別賞」を新設。SDGsの実現を目指した作品、オンラインの特性を生かしたサービスの受賞も多かった。

 「キッズデザイン賞」は、子供の安全・安心と健やかな成長発達に役立つ優れた製品・空間・サービス・研究活動等を対象とした顕彰制度。2007年に創設し、累計の応募数は5,785点、受賞数は3,439点にのぼる。

 15回目となる今回は、3月1日から5月14日までの期間に409点の応募があり、審査の結果234点が受賞した。部門別では、「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」が57点、「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」が107点、「子どもたちを産み育てやすいデザイン」が70点。

 今回は、新しい生活様式の中で過ごす時間の充実、安全・安心の向上を図る住宅や住宅関連設備等の応募に増加傾向がみられた。キッズデザイン協議会では、1年以上にわたる新型コロナウイルスの感染拡大により、子供・子育てに大きな影響が及んでいる状況を受け、「BEYOND COVID-19特別賞」を新設した。また、第14回に続き、持続可能な開発目標(SDGs)の実現を目指した作品、オンラインの特性を生かした子供向け製品やサービスも多くみられたという。

 一例をあげると、ヒューマンスターチャイルドが22施設で導入している子供用手洗いカウンター「泉」、東日本大震災の仮設住宅を再活用した福島県の「Smart Wellness Town PEP MOTOMACHI」、Go Visionsが運営するオンラインの学び場「SOZOW(ソーゾウ)」等が受賞した。香川大学の防犯ウォーキングアプリ「歩いてミイマイ」を活用した地域安全マップ作成活動等、高等教育機関が関わった受賞作品も多数ある。

 最優秀賞「内閣総理大臣賞」をはじめとした優秀作品の発表・表彰式は、9月29日に六本木アカデミーヒルズで行われる。今回は、会場とオンラインでの開催を予定している。

《奥山直美》

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