悩み抱え込まず相談して…自殺予防週間前に厚労大臣メッセージ

 厚生労働省は、自殺予防週間(9月10日~16日)を前に2021年8月27日、厚生労働大臣のメッセージを公表した。10代の自殺が長期休暇明けに急増する傾向があるとして、1人で悩みを抱え込まず身近な人に相談するよう呼びかけている。

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厚生労働大臣からのメッセージ「自殺予防週間に向けて」
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 厚生労働省は、自殺予防週間(9月10日~16日)を前に2021年8月27日、厚生労働大臣のメッセージを公表した。10代の自殺が長期休暇明けに急増する傾向があるとして、1人で悩みを抱え込まず身近な人に相談するよう呼びかけている。

 自殺対策基本法第7条第2項において、9月10日から16日の1週間は「自殺予防週間」と位置付けられている。厚生労働省や関係省庁、関係団体等は、同法や自殺総合対策大綱に掲げる「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け、期間中は集中的に啓発活動を実施し、相談支援を拡充する。

 厚生労働省の田村憲久大臣のメッセージでは、10代の自殺は長期休暇明けに急増する傾向があることから、夏期休暇中から予防週間にかけて、相談支援体制の拡充に努めるとともに、ポスター掲示、インターネット動画、ツイッター等の啓発活動等を集中的に展開すると説明。「どうかひとりで悩みを抱え込まずに、まずはご家族やご友人、職場の同僚等、身近な人に相談してください」と呼びかけている。

 また、家族や友人、同僚等、身近な人のようすがいつもと違うと感じた場合には、「じっくりと耳を傾け、支援先につなげ、温かく見守るというひとりひとりの意識と行動も重要」と指摘。悩んでいる人が孤立しないよう、温かく寄り添った支援をお願いしている。

《奥山直美》

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