中1ギャップ「定期テスト勉強が難しい」62%

 来春に中学入学を控える小学6年生と今春入学した中学1年生ともに、中1ギャップに関してコロナ禍ならではの不安を感じていることが、ベネッセコーポレーションの調査結果より明らかになった。

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中学入学にどの程度不安を感じるか、中学入学後に不安に感じること
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 来春に中学入学を控える小学6年生と今春入学した中学1年生ともに、中1ギャップに関してコロナ禍ならではの不安を感じていることが、ベネッセコーポレーションの調査結果より明らかになった。

 コロナ禍での中学入学に関する意識調査は、小学6年生・中学1年生の子供がいる全国47都道府県在住の約400世帯を対象に実施した。調査期間は、2021年8月13日~8月17日。

 中学入学に不安を感じるか聞いたところ、小学6年生は「不安」70%、「あまり+まったく不安はない」30%。保護者は「不安」76%、「あまり+まったく不安はない」24%。7割以上の親子が不安に感じていることがわかった。

 中学入学後に不安に感じることは、「授業についていけるか」55%、「定期テストで良い点数がとれるかどうか」48%、「宿題や予習・復習がこなせるかどうか」43%、「新しい友だちを一から作ること」40%、「部活動での先輩との上下関係」21%の順に多かった。自由回答では、「また休校になってしまったら勉強についていけるのか。高校受験に影響が出るのではないか」(小6・親)等の声があった。

 今春入学した中学1年生が中学入学後に感じた違い・ギャップは、「定期テスト勉強が難しい」が62%ともっとも多く、「定期テストで上位の成績をとること」51%、「授業内容が難しい」49%、「部活と勉強の両立」48%、「予習・復習が大変」43%が続いた。学習面に関する課題が多い。

 また、小学校時代にもっと学んでおけばよかったと思うことは、「英単語を覚えておくこと」「算数で計算をミスなくできるようにしておくこと」「小学校範囲の漢字を覚えておくこと」等、基礎・基本に関する項目が上位にあがった。

《工藤めぐみ》

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