デジタル機器の使用が増えたと実感…養護教諭への調査結果

 小・中・高 養護教諭191名へのアンケート結果より、96.9%の養護教諭が家庭でのデジタル機器の使用が増えたと実感していることが明らかになった。子供の目の健康・近視予防に関する正しい知識や理解の向上のため、養護教諭からのさらなる指導の必要性が浮かび上がった。

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「目の愛護デー」小・中・高 養護教諭へのアンケート結果
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 10月10日は「目の愛護デー」。小・中・高 養護教諭191名へのアンケート結果より、96.9%の養護教諭が家庭でのデジタル機器の使用が増えたと実感していることが明らかになった。子供の目の健康・近視予防に関する正しい知識や理解の向上のため、養護教諭からのさらなる指導の必要性が浮かび上がった。

 コンタクトレンズブランド「アキュビュー 」を提供するジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケア カンパニーは、コロナ禍での子供たちのデジタル機器の使用時間等、目の健康を取り巻く環境について、学校で保健指導を行っている全国の小学校、中学校、高等学校の養護教諭191名にアンケートを実施した。回答方法は、「中学生・高校生のためのコンタクトレンズガイド」申込時の記入式による調査。回答者の学校種別は、小学校、中学校(夜間学級、付属中学校含む)、高等学校(定時制、中高一貫校、高等専門学校含む)。回答期間は、2021年5月から7月。

 今回のアンケート結果から、子供の目の健康・近視予防に関する正しい知識や理解の向上のため、養護教諭からのさらなる指導の必要性が浮かび上がった。半数以上の養護教諭がコロナ禍以前より生徒の近視が増えていると実感している、さらに、養護教諭の4割は近視進行による将来の眼疾患や失明リスクについて危機感を持っていることが明らかになった。

 コロナ禍における家庭でのデジタル機器の使用時間が増加していると感じるという回答は96.9%だが、家庭で目の健康や近視についての話し合いが十分に持たれていると思うという回答はわずか8.4%にとどまっている。

 文部科学省が発表した令和2年度の学校保健統計調査では、視力が1.0未満の子供が小学生37.52%、中学生58.29%、高校生63.17%と、年齢が高くなるにつれて視力が低下している子供が増加傾向にあるとされている。コロナ禍で、新しい生活様式が定着しつつある今、子供の目の健康維持や近視予防については、学校と家庭の両面からのサポートが不可欠だ。

 養護教諭へのアンケート結果、コロナ禍での生徒の近視については、養護教諭の52.1%が、「コロナ禍以前と比べて、生徒の近視が増えていると感じる」と回答。また、「生徒が正しく視力を矯正できていない要因」についての質問では、「生徒が視力矯正の必要性を感じていない」が59.0%ともっとも多く、続いて「部活や習い事等で眼科受診の時間がない」が43.2%となった。その他の回答の中には「コロナで受診に抵抗感が出ている 東京都/中学校」といった意見もあった。

 さらに、養護教諭の41.0%が「近視が進行して強度近視になると、将来的に深刻な眼疾患や失明のリスクにつながる可能性がある」という危機意識を持っていることがわかった。

 スマートフォン等のデジタル機器の使用時間については、「コロナ禍により、生徒が家庭でスマートフォン、タブレット、PC等デジタル機器を使用する時間が増えたと感じる」と答えた養護教諭は96.9%にのぼり、「コロナ禍によるオンライン授業等の導入により、学校で生徒がデジタル機器を使用する時間が増えた」という質問においても、81.0%が増えたと回答。

 学校、家庭いずれもコロナ禍でのデジタル機器の使用時間の増加を実感している養護教諭が高い割合でいることがわかった。さらに、94.3%が「スマートフォン、タブレット、PC等デジタル機器に依存していると思われる生徒がいる」と回答。養護教諭が生徒のデジタル機器への依存を感じている現状が明らかになった。

 目の健康や近視についての指導については、「コロナ禍において、スマートフォン、タブレット、PC等デジタル機器の使用時間について、生徒や家庭に対する指導を以前より強化したか」という質問には、41.6%が強化したと回答。

 一方で「目の健康や近視について、生徒と保護者等が家庭で話し合う機会が十分に持たれていると思う」との回答は8.4%にとどまっている。家庭での「目の健康や近視」についての話し合いが必要であることや、家庭でのデジタル機器使用について指導の必要性を感じている養護教諭のようすが見受けられる。

 コロナ禍での新しい生活様式において、子供のデジタル機器の適切な使用や、目の健康、近視に対する正しい知識の啓発はこれまで以上に重要になると考えられる。ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケア カンパニーは、2021年4月から、新たな活動として子供たちの目の健康をサポートすべく、家族のつながりを起点にした啓発活動「めまもり」プロジェクトを始動した。

 また、使い捨てコンタクトレンズ「アキュビュー」は2021年10月で上市30周年を迎える。「中学生・高校生のためのコンタクトレンズガイド」と養護教諭向けの指導の手引きを、日本学校保健会を通して全国の学校に配布している。

 コンタクトレンズユーザーに定期的な眼科受診を呼びかける啓発活動も展開している。ウイルスや細菌の感染症対策として日本眼科医会監修によるコンタクトレンズ装用や取り外し前の正しい手洗いガイド等も提供している。

《大田芳恵》

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