【大学入学共通テスト2022】志願者数速報値、既卒生の減少率が目立つ…河合塾

 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2021年10月8日、入試・教育トピックスに「2022年度大学入学共通テスト志願者数速報値」を掲載した。出願締切最終日午後5時現在の出願総数は、前年同日比1万2,670人減の50万1,981人。既卒生の減少率の高さが目立つとしている。

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センター試験・共通テスト志願者数推移 (c) Kawaijuku Educational Institution.
センター試験・共通テスト志願者数推移 (c) Kawaijuku Educational Institution. 全 2 枚 拡大写真
 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2021年10月8日、入試・教育トピックスに「2022年度大学入学共通テスト志願者数速報値」を掲載した。出願締切最終日午後5時現在の出願総数は、前年同日時点との比較で1万2,670人減の50万1,981人。既卒生の減少率の高さが目立つとしている。

 「2022年度大学入学共通テスト志願者数速報値」は、大学入試センターが発表した2022年度大学入学共通テストの出願締切最終日午後5時現在の志願状況をまとめたもの。

 これによると、出願締切最終日となった10月7日午後5時現在の出願総数は50万1,981人。前年同日時点と比較すると、1万2,670人減少(前年同日比:98%)した。

 内訳は、高等学校等卒業見込者(現役生)が43万3,491人(前年同日比:98%)と7,064人減少。2022年春の18歳人口は約2万人減少(前年比:98%)となるため、18歳人口の減少率と同程度の減少となった。

 一方、高等学校卒業者等(既卒生)は、5,606人減の6万8,490人(前年同日比:92%)と、減少率の高さが目立った。河合塾では「受験人口が本格的に減少してきたことに加え、2021年度入試では私立大で合格者数が大幅に増加しており、競争緩和のようすが色濃く表れていた。これにより来春の既卒生が減少した」と分析している。

 なお、確定志願者数は重複出願等の確認後、12月上旬に発表される予定。

《奥山直美》

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