暗算学習法「そろタッチ」中高年齢者の認知機能向上を検証
「そろタッチ」を運営するDigikaは、昭和大学医学部の医師・准教授 橋本圭司氏と地域在住中高年齢者の認知機能と生活の質の影響を検討する特定臨床研究をスタートする。5から8歳の子供が毎日「そろタッチ」をすると、2年間でそろばん式暗算上級レベルが身につく。
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Digikaは、昭和大学医学部の医師・准教授橋本圭司氏のグループと認知症予防活動コンソーシアム、カオリ内科・糖尿病クリニックの協力で、40歳から70歳の中高齢者20名を対象に「そろタッチ」の利用による中高年齢者の認知機能および生活の質の影響について、6か月間のランダム化比較試験を実施する。
厚生労働省老健局によると、日本の認知症の有病者数は2025年に約700万人(65歳以上の5人に1人)になると予測されている。特定臨床研究は、「そろタッチ」を利用した78歳のそろばん経験がほぼない高齢者の男性が、2桁5口のフラッシュ暗算を習得したことがきっかけとなり発案された。
「そろタッチ」は、iPadを使ってそろばん式暗算を短期効率的に楽しく習得する新しい暗算学習法。5から8歳の子供が毎日「そろタッチ」をすると、2年間でそろばん式暗算上級レベルが身に付くことが実証されている。そろばん式暗算トレーニングの視空間性ワーキングメモリの好影響は数々の先行研究にも実証されていて、認知症予防も期待されている。
特定臨床研究の詳細情報については厚生労働省が整備するデータベースjRCTに公開されている。
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