中高生対象、武蔵野大学「数理工学コンテスト」作品募集

 武蔵野大学は、中高生対象に身の回りの事象や社会的な問題を数理で解き明かす「第8回 数理工学コンテスト」作品を2021年11月1日から募集開始した。2014年の第1回から第7回まで中学生・高校生から合わせて960作品の応募があり、うち97の作品が賞を受賞している。

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第8回 数理工学コンテスト
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 武蔵野大学は、中高生対象に身の回りの事象や社会的な問題を数理で解き明かす「第8回 数理工学コンテスト」作品を2021年11月1日から募集開始した。2014年の第1回から第7回まで中学生・高校生から合わせて960作品の応募があり、うち97の作品が賞を受賞している。

 武蔵野大学工学部数理工学科は、数理工学の普及・推進を目的に次代を担う中学生・高校生を対象にした「第8回 数理工学コンテスト」の作品を、2021年11月1日~2022年1月31日まで募集。中学生・高校生は、日常生活の中で課題を見つけ、数理工学を実践的に学ぶ。2014年から毎年開催され、第1回から第7回まで合わせて960作品の応募があり、うち97作品が賞を受賞している。2021年は、8回目の開催となる。

 2020年は、ゴミ箱の設置方法を数理的に最適化し、最低限必要なゴミ箱の数と設置場所を求めた「渋谷駅周辺地域におけるゴミ箱設置の最適化」が最優秀賞を受賞した。

 多様な分野からの作品のテーマがあり、新しい経済指標を提案した作品、物理測定、また日常的なテーマが多く提案され、セミの鳴き声や、野良猫との遭遇確率、動物の寿命等に関連した作品があった。

 新型コロナ感染症関連作品や最適化(環境関連・輸送)等、現実の社会的な課題を解決することを目的とした作品、猫への遭遇確率や気柱共鳴の数理モデル等、興味深い現象の性質やメカニズムを解明しようという好奇心に動機付けられた作品もあった。

 2021年も物理や化学、生物などの自然科学分野、日常的な統計やシミュレーション、身近にある不思議な現象や興味深い事象等、問いを立て、計算やシミュレーションを行って検証し、物事の本質に迫るユニークな作品を募集する。また、「第8回 数理工学コンテスト」に応募することは、同学科の総合型選抜入試の出願資格にもなる。

 数理工学コンテストの第1から7回の受賞作品がWebサイトに掲載されている。募集要項、応募フォーム、レポートの書き方等も掲載。

◆【武蔵野大学】「第8回 数理工学コンテスト」
募集テーマ:身の回りの事象や社会的な問題に対して、
1.数学や物理などの数理的な考え方を用いて数式化を行い、対象や問題の性質を説明する
2.統計的なデータ分析を行い、問題を解決するための有益な情報を取り出す。あるいは、興味深い解析結果を導く
応募資格:中学生・高校生・大学受験生の個人、もしくはグループ
募集期間:2021年11月1日(月)~2022年1月31日(月)※消印有効
応募規定:A4判縦長用紙に横書きで8枚以内(図や表も含む)詳細はWebサイト数理工学コンテストで確認できる
応募方法:
1.応募フォームに必要事項を記入し応募登録を行う
2.登録完了後、受付ナンバーが発行される(送信される登録完了メールに記載)
3.応募用紙に必要事項と受付ナンバーを記入
4.応募用紙・応募原稿をメールまたは郵便・宅配便で送付
送付方法:メールまたは、郵送
発表:2022年3月上旬ホームページで公開
賞:最優秀賞/優秀賞/奨励賞/選考委員賞
副賞:
・最優秀賞 図書カード5万円分
・優秀賞 図書カード1万円分
・奨励賞 図書カード5千円分
・選考委員賞 図書カード3千円分

《大田芳恵》

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