通信制高校、入学前・後で印象が変化…実態調査

 通信制高校の検索サイト「通信制高校ナビ」を運営するクリスクは2021年12月8日、通信制高校に通っている・在籍していた・卒業した人、その保護者100名を対象に、通信制高校への入学前後の印象変化に関する実態調査結果を発表した。

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通信制高校に入る前と入った後で印象は変わりましたか?
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 通信制高校の検索サイト「通信制高校ナビ」を運営するクリスクは2021年12月8日、通信制高校に通っている・在籍していた・卒業した人、その保護者100名を対象に、通信制高校への入学前後の印象変化に関する実態調査結果を発表した。

 クリスクは2021年11月19日、通信制高校に通っている・在籍していた・卒業した人、その保護者100名(男性55名、女性45名)を対象に、通信制高校への入学前後の印象変化に関する実態調査を行った。

 「通信制高校に入る前の印象を教えてください」という質問に対して、入学前の印象は「とても良かった(25%)」と「良かった(22%)」のあわせて47%で、「あまり良くなかった(42%)」や「わるかった」等の印象とおおよそ半々という結果だった。

 しかし、「あまり良くなかった」「わるかった」「とてもわるかった」と回答した53名のうち、入学後に印象が「とても良くなった」「良くなった」と回答した人は20名。4割の人が、入学後に通信制高校の実際を知ることで、ネガティブな印象が払拭されたことがわかった。

 「印象が変わったポイントについて教えてください」と質問したところ、「登校日・登校頻度(66.6%)」「学習の仕方(64.9%)」をあげる人が多かった。

 印象が良くなったポイントとして多くの人があげている点として、「生徒の雰囲気(29.8%)」「学校行事(26.3%)」、「部活動・クラブ活動・課外活動(21%)」といった勉強以外の要素がみられた。「進学サポート(15.7%)」「就職サポート(12.2%)」といった進路面でのフォロー体制についても、良かったという声が多かった。

 「通信制高校を選んだ理由を教えてください(複数回答可)」について、もっとも多い回答は「全日制高校が合わない(30%)」で、以下「自分のペースで勉強したい」「やりたいことや目標がある」と続く。

 さまざまな働き方、生き方、多様性が重んじられる現代、生徒それぞれの特長や個性に応えることのできる通信制高校のニーズが、今後より一層高まっていくだろうと推測される。

《編集部》

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