「とある男」葉一氏からの受験生へ…やる気と緊張との上手な付き合い方とは

 リセマムとINHOPは2021年12月22日、オンラインセミナー「受験期直前!とある男が教える、年末年始の勉強とメンタル維持のコツ」を共催した。葉一氏から受験生へのエールと合わせて、当日のようすをお伝えする。

教育・受験 高校生
セミナーに登壇した教育系YouTuber葉一氏
セミナーに登壇した教育系YouTuber葉一氏 全 8 枚 拡大写真

 年が明け、大学入学共通テストも目前に迫っている。あらゆる学齢の受験生にとって、まさに佳境の時期だろう。

 受験生向けサプリメント「受験力」を開発販売しているINHOPとリセマムは2021年12月22日、オンラインセミナー「受験期直前!とある男が教える、年末年始の勉強とメンタル維持のコツ」を共催した。セミナーには、YouTubeチャンネル「とある男が授業してみた」で人気を博している教育系YouTuber・葉一氏とINHOP代表取締役社長・金子裕司氏の2名が登壇。

 冒頭、金子氏より、INHOPが行っている受験生のための商品開発について紹介がなされた。「INHOPはキリンホールディングスの社内ベンチャーで、ビールの原料となるホップに着目した取組みを行っています。私自身、元々キリンで健康食品の開発を12年ほど行っていて、特に長く研究していたホップの魅力をさらに広めようと新会社を立ち上げ、今に至っています。ホップの花ことばは『希望(HOPE)』。ホップを通して、受験生や保護者に希望を提供していけたらと思っています」と語った。

 葉一氏は自身のYouTubeチャンネル「とある男が授業をしてみた」にて、小学校3年生から高校生までの教科書レベルの授業動画を中心に配信している。「動画配信を始めて、2021年で10年目。YouTubeのコメント欄でも、受験生からもその保護者からも『直前の今何をしたらいいか』など、さまざまな相談をいただいています」と、視聴者である受験生やその保護者との日頃のコミュニケーションを紹介した。

 セミナーでは、受験生とその保護者から事前に寄せられた質問への回答を中心に、受験期直前に役立つ勉強法やサポート法などについてパネルディスカッション形式で語った。

2021年12月22日に開催したセミナーのようす

模試や過去問で本番同様の実践トレーニング

--受験生にとって、焦りも出てくる時期だと思います。事前質問でも多かった「受験が近づいてきた今だからこその模試の活用法」について教えてください。

葉一氏:模試や過去問は皆さんが想像している5倍くらい、本番に近い環境で取り組んでみてください。過去問を解くときに、入試本番と同じ時間に開始して、同じ科目の問題を解き、休み時間まで含めた1セットを徹底してやってみる。その時間を本番だと思い込んで、自分を追い込んで取り組むと、本番の心持ちが変わります。試験当日は思った以上に緊張するので、その空気に飲まれないためにも、本番に向けてもう一段階上げた想定をしておくのが良いと思いますね。金子さんは塾や予備校に通わずに大学受験されたそうですね。

金子氏:そうなんです。ただ第一志望の試験でひどく緊張してしまって、記号を間違えるミスをやらかした経験があります。1日を通してのイメージトレーニングは必要だと感じますね。大人になった今でも本番になると緊張するほどなので、特に子供にとって、本番の緊張はそれ以上につらいと思います。

--本番同様の環境下で自分を追い込みながら取り組むと、自分がどのくらい緊張するタイプなのかをあらかじめ知ることもできますね。

葉一氏:加えて、過去問や模試はやったら終わりという子が多いんです。普通の問題集では間違えた問題を反復するのに、過去問や模試は得点や偏差値を確認して、一喜一憂して終わる。過去問は実践練習ができる特別の問題であることは間違いないけれど、間違えた問題をできるようにすれば確実にレベルが上がる。しかも実際に出題されたものなので他校で類似問題が出ることもあります。ぜひ復習を怠らずに取り組んでほしいなと思いますね。

 もう1つ、実践の際には必ず時間を計ってください。プレッシャーをあえてかけて取り組むなら、60分テストを50分でやるのがおすすめです。本番はテンパってしまうので、そのあたりも意識して練習すると良いと思います。

24時間勉強に関する意識を保ち、思い出す習慣を

--葉一さんは以前動画で「24時間勉強する」という言葉の解釈をご紹介されていましたね。予備校や塾の先生が言いがちな「24時間勉強する」という言葉の真意とは?

葉一氏:24時間机にかじり付くという意味ではありません。「1日ずっと受験を頭の片隅において生活する、意識を抜かないでおく」という考え方です。たとえば僕の場合は、生活すべてを受験に関連付けて、意識を絶やさないようにしていました。休んでいるときも「この休憩は、休憩後の勉強のパフォーマンスを上げるためのもの」と思って、時間を区切ってしっかり休むことが大切です。

 あわせて僕が実践したのは、休憩中も食事中も入浴中も、何をしていても「昨日やった英単語はなんだっけ」と勉強の内容を思い出す癖を付けたこと。単語が暗記できないからと1日に何回も机に向かって反復学習する子もいるんですけど、その都度机に向かうのは大変ですよね。「思い出す」という癖を付ければ、机に座らなくてもテレビ視聴中にCMに入ったときに単語を思い出すだけで、暗記学習になるんです。だから「これ以上無理」となっている子に、新しい知識を焦って詰め込むよりも、今までの学習をふとしたタイミングで思い出すことで知識を定着させて、楽をして成績を上げるほうが良いのではと提案しています。

金子氏:楽をして成績を上げるというのは最高のアドバイスですね。私の場合は予備校や塾に通っていなかったこともあり、通信教育の問題集を反復していました。1回休憩して気が抜けてしまうと、再度やる気になるのが大変でした。24時間受験のことを意識して、臨戦態勢でいれば、勉強に集中するまでの「スイッチオン」の時間も短縮できるので、大事ですね。

 私の場合は、学習を自己管理せざるを得なかったこともあり、勉強時間を毎日計っていました。記録することも大事で、そうするとやった日とやっていない日が如実にわかる。やったつもりになるのが怖かったので、自分で自分を評価するように追い込んでいましたね。また、記録自体が「これだけ頑張った」という自信にもつながる。健康食品でも自分の変化が追えないとやる気が続かないと聞きますが、受験も同じで自身の勉強を見える化しておくのは励みになります

ルーティンを作るとモードに入りやすい

--「メリハリをつけるコツやスイッチの入れ方」についても多くの質問をいただきました。

葉一氏:先ほどお話した勉強の意識スイッチを切らないのは1つの方法です。オフよりオンにするほうが大変なので、休憩時間も常にオン状態を保てると良いですが、中学生くらいだと常にオンの状態が続くと疲れてしまいます。

 そこでもう1つ提案したいのは、勉強するときに時間の長さで決めるよりも、勉強の量で決めてほしいということ。「何時まで勉強しよう」と時間の長さで決めると、集中力が切れて、なかなか勉強が進まなくても、無駄に机に向かう時間が増えてしまいます。でも「これからワークをここまでやる、それが終わったら休憩する」と量で決めると、終わりさえすれば休憩できるわけですから、集中して取り組みやすく、効率が良いんです。

「学習計画を立てるときは時間より量で決めることが大切」と話す葉一氏

--似たような質問で「朝から勉強するためのやる気の出し方」を教えてほしいというものもありました。

葉一氏:朝や休憩後の勉強再開でぜひやってほしいのが、前日の夜や休憩に入る前に、次に何をやるかを決めておくこと。科目だけでなく、何ページの、どの問題からやるかまで決めておきます。スタートを切るのは難しいけど、一端スタートを切れば自走できる場合が多いので、そのハードルを下げることが大事です。

--メリハリをつけるという点では、食事や間食もポイントになりますね。

金子氏:食品の研究をしている立場の私から2点ポイントをお伝えしますね。まず1つはルーティンを作ること。イチロー選手が毎日朝カレーを食べてコンディションを整えていたように「こうしたらこうなる」というルーティンを作ると、それに身体が慣れ、モードに入りやすくなるのです。たとえば夜食はこのメニューにして、それを食べたら1時間勉強を頑張るなど、パターンを作る。そうすると自然と入りやすくなると思います。

 2つ目は、時間帯によって食べるものを変えるということです。特に意識したいことが2つあって、1つは砂糖のバランスをとって、血糖値をコントロールすること。たとえば夜中など空腹時に砂糖が多く含まれるお菓子を摂ると、急激に血糖値が上昇して眠くなってしまいます。そこで、夜遅い時間には血糖値の上がりにくいものを食べると良いんです。それと、もう1つは噛むことの大切さです。噛んだり喋ったりすると、顎関節の動きに伴って頭の血の巡りが良くなり、脳が活性化します。つまり、なるべく食べ応え、噛み応えのあるものを摂ると良いということです。

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 夜食や間食にどんなメニューを出すか悩む保護者の方は多いと思いますが、日によって内容を変えるよりも、メニューを親子で相談してパターン化した方が保護者も負担が少なく、子供にとってもルーティンを作りやすいので相互にメリットがあります。

受験生に向けた勉強×体調管理サプリ「受験力」

--INHOPでは受験生に向けて、学習を習慣化・ルーティン化するのに効果的な「受験力」というサプリメントを開発しているそうですね。

金子氏:はい。私は子供のころ体が弱くて学校も休みがちだったので、母がさまざまなサプリメントを飲ませてくれていたんです。体調の問題から受験本番で実力を発揮できないのは非常につらいことですし、毎日頑張るためにも体調管理が大事だと思っています。

自身の受験エピソードも交え、開発の背景を語る金子氏

 そうした背景もあって、受験生向けの勉強管理・体調管理のためのサプリメント「受験力」を開発しました。これには2つのこだわりがありまして、1つはキリンの2大健康素材をたっぷり配合したこと。「熟成ホップ」に加えて「プラズマ乳酸菌」を1,000億個配合しています。どちらも長年の研究の末に開発されたキリン独自の健康素材で、この2つが入っているサプリは国内唯一です。

 もう1つのこだわりは製法。子供に不安なものを飲ませたくないという思いにこたえるため、安心・安全に配慮したGMP認定工場で製造しており、ホップと乳酸菌というナチュラルな素材を使い仕上げたサプリメントです。たくさんの人に活用いただき、「毎日飲むうちに学びに弾みがついて志望校に合格した」「勉強習慣がついた」などの嬉しい声もいただいています。

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試験当日、プレッシャーとの上手な付き合い方

--「プレッシャーに負けてしまいそうなとき、本番に弱くならない対策はありますか」という質問もありました。今までは受験勉強におけるメリハリについてお話しいただきましたが、試験当日のスイッチの入れ方などの対策についても教えてください。

葉一氏:「始め」と言われたときにスイッチが入らない子はいないと思うので、スイッチが入るかどうかよりも、自分の中でより良いコンディションで問題の表紙をめくれるかどうかが大事だと思います。自分がどういう気持ちで、どういうことをやって表紙をめくると落ち着いて問題に取り掛かれるのかというのは、日頃からいかに本番を意識してシミュレーションしているかで差が出ると思います。願掛けにも近くなりますが、気合を入れるための自分への合図のようなものがあると良いですね。

金子氏:私の場合は「練習は本番のつもりで、本番は練習のつもりで」を意識していました。どうしても本番は力が入ってしまいがちなので、そのときにどれだけ俯瞰できるかが大切です。まず一息ついてから解き始める、一度落ち着くように心がけていました。

--プレッシャーをかけることで調子が良くなる子供もいれば、プレッシャーがない方が良い子供もいますね。

葉一氏:国公立大学の前期試験の際に、風邪を引いて体調が万全でない中で上京して、しかも当日雪で試験開始が2時間遅れたんです。イレギュラーな状況が重なってプレッシャーを感じながら受けた数学で、1問目の簡単な公式が出てこなかったときにすべてが飛んでしまい、その後ほぼ何も解けなかったんです。頑張ってきたことを発揮できなかったのが本当に悔しかった。それ以降、本番を楽しむように気持ちに切り替えて、後期試験では勉強道具は持たず漫画を持っていったんです。休憩時間は好きな漫画を読んだら、落ち着いたコンディションで試験に臨めました。学校の定期テストも受験の試験当日も、勉強してきたことの発表会なので、楽しめたら良いと思います。

 また保護者の方の中には「うちの子、本番に弱くて」とか「プレッシャーに弱い」と、お子さまの前で話す方がいますが、ネガティブなイメージを子供に植え付けてしまうのはNGです。本来はそうでなくても、次第にそのように刷り込まれて、実際に過度なプレッシャーを感じてしまうこともあります。

家族が「普通」に接することが子供の安心につながる

親が「普通」でいることが子供の安心につながる

--「受験期を前に子供のやる気がなくなってしまい、親として心配」という声も寄せられています。最後まで走りぬくためにこの時期、親ができるサポートはありますか。

葉一氏:お子さまの年齢にもよりますね。中学受験をする小学生ならまだ親の言葉が子供に届く時期ですが、思春期に入ると届きにくくなってしまいます。塾講師をしていたころに思ったのは、保護者の方が「普通」でいてくれることのありがたみです。塾や予備校、学校などでは否が応でも受験直前になると張り詰めた空気が漂います。家まで同じようにピリピリしてしまうと子供は居場所がなくなってしまうので、親が普通でいることが安心感につながります。特別なことはせず、あくまでも普通に。そこを大事にしてほしいと思いますね。

--親からの適切な励ましや声かけについてはいかがでしょう。

葉一氏:人は基本的に「聞いてほしい」と感じる生き物だと思うんです。幼稚園や小学校のときは「お母さん、あのね」と自ら話すし、親も子供の話を聞いてあげます。子供からみればいつも話を聞いてくれる親なら、何か言われてもそれを聞こうというのがギブ&テイクで成立しているんです。でもこれが思春期になると子供の言葉数が急に減り、自ら話さなくなったにもかかわらず、子供としては「親は自分の話は聞いてくれないのにいろいろ指摘してくる」と感じてしまう。一度そう思ってしまうと、親は口うるさい存在と位置付けられてしまい、何を言っても届かなくなってしまいます。ふとした時に発した大人の些細な「小言」も、子供は敏感に感じ取って「大ごと」に思うんです。

 「頑張れ」や親の希望ばかりを伝えてしまうと、ギブ&テイクが成立していないので、応援したい気持ちをグッと抑えて、まずは子供の今の気持ちを聞くにはどうしたら良いか、子供の話を引き出すにはどうしたら良いかと考えることが大事だと思います。

 また、もし何か言うときは、言葉と時間を短くすること。親の言葉は、一言目は子供に届いているんですよ。でも二言目以降、特に注意や指摘は「早く話し終わらないかな」と思い始めてしまいます。一言にすべてこめて、端的に伝える方が、お互いにとって良いと思います。

「応援するよりも子供の気持ちを聞くことが大切」と話す葉一氏

あらためて考えたい、睡眠と栄養バランス

--直接的な応援だけでなく、栄養管理、健康管理というのも親できる重要なサポートですね。

金子氏:食事と睡眠が本当に大事で、それらを怠ると風邪もひきやすくなります。眠りについては体調が整うということもありますが、受験勉強の文脈で言うと、寝ることで頭の中が整理されるという大きな効果があります。記憶を定着するのに眠りはとても重要です。子供の眠りを整えてあげることが大事だと思います。

 また、食事については、奇をてらったものを摂取するよりも、日頃から栄養バランスを意識して、バランスよいものを準備すると良いです。毎日偏りなくさまざまな食材を出して、場合によって不足したものをサプリメントなどで補うと良いと思います。

良くも悪くも1日にしてならず、1週間単位で学習のペース配分を

--最後に、この時期ならではの質問です。「お正月気分を感じさせないようにするにはどうすれば良いでしょうか。下の子もいるのでピリッとした雰囲気になりにくくて心配です」。

葉一氏:これはお正月に限らず、普段の休日でも同じです。休みの日でも30分だけ集中してやるとか、オンとオフを使いこなすトレーニングをするのは良いことです。家族はあくまでも「普通」に過ごしていれば大丈夫です。下のお子さまへの接し方として「今から30分お兄ちゃんが勉強するから静かにしてようね」など、家族全員でオンとオフの切り替えに協力する程度のスタンスが良いのではと思います。

金子氏:そうですね。ほんの数日、受験勉強のペースが落ちたからと言って慌てるのではなく、もう少し長期的に学習計画を立てると良いですね。私が昔やっていたのは、お正月はどうしてもペースが落ちるから、その前後で巻き返そうと計画しました。その日だけでなんとかしようとせずに1週間単位でペースを作っておくと良いと思います。

受験当日まで走りぬくために大切なこと


 日々動画を通して多くの子供たちと接している葉一氏、長年研究を重ね栄養学にも精通する金子氏だからこそ、受験直前や受験日当日に役に立つさまざまなコツや心構えを伺うことができた。

受験生の皆さんへ
・受験前に当日と同じように1日を通して実践練習をすること
・24時間受験への意識を保つこと
・勉強の時間よりも量を決めて取り組むこと
・本番は練習のつもりで取り組み、試験そのものを楽しむこと

保護者の皆さんへ
・「普通」でいること
・応援やアドバイスを口に出すのをぐっとこらえて、まずは子供の話を良く聞くこと
・子供の睡眠管理をサポートすること
・日々の食事で健康管理すること

 ひとつひとつの積み重ねが当日のコンディションの向上や実力発揮につながるのだろう。受験がいよいよ始まりつつあるこの大事な時期、家族一体となって健康管理に取り組み、調子を整えていきたい。

 キリンホールディングスが10年にわたり研究を続け、さまざまな食品にホップの力を展開できる健康素材として開発した「熟成ホップ」。INHOPでは受験生や保護者に希望(HOPE)を提供するべく、熟成ホップを含んだ商品を多数開発している。受験勉強中の間食や健康管理にピッタリのサプリメント「受験力」や、「ホップインチョコ」、「ホップイングミ」、「本番いきまーす!」といった熟成ホップ配合のおやつ商品をぜひ試してみてはいかがだろうか。

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《羽田美里》

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