【大学入学共通テスト2022】追試験の対象1,657人、再試験267人

 大学入試センターは、2022年度(令和4年度)大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の追・再試験受験対象者について、2022年1月19日午後2時現在の状況を発表した。対象者は、追試験が1,657人、再試験が267人。

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令和4年度大学入学共通テスト(本試験)追試験の実施について
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 大学入試センターは、2022年度(令和4年度)大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の追・再試験受験対象者について、2022年1月19日午後2時現在の状況を発表した。対象者は、追試験が1,657人、再試験が267人。

 大学入学共通テストの本試験は2022年1月15日と16日に行われた。追・再試験受験対象者は、追試験が1,657人、再試験が267人。なお、2022年度共通テストの確定志願者数は53万367人。追・再試験の実施期日は1月29日と30日。

 追試験の事由は、疾病・負傷が1,366人、事故等が291人。試験場大学別にみると、東京芸術大学が354人ともっとも多く、大阪教育大学124人、名古屋工業大学101人、千葉県立保健医療大学88人、埼玉大学86人等と続いている。

 1月15日に東京大学本郷地区キャンパス農正門前の路上で発生した刺傷事件の影響で精神的動揺を受け、追試験の対象となった受験生については、東京大学が追試験場に指定されていないため、東京芸術大学の受験許可者数に含まれる。

 再受験の対象者は、1日目が4試験場で52人、2日目が2試験場で215人。岩手県立大学宮古短期大学部試験場では、津波警報・避難指示の発令にともなう公共交通機関の運休のため2日目の試験が中止となり、181人が2日目全教科の再試験対象となった。

 中京学院大学試験場では、試験開始時間を5分繰り上げて開始したことに付随した監督者の対応誤りにより48人、園田学園女子大学試験場では音声メモリーの配布誤りにより1人が、英語リスニングの再試験対象。三重大学試験場では、正規の試験時間を確保しなかったため、1分間の時間不足により34人が理科2の再試験対象。福島大学試験場では繰り下げた試験開始時刻の周知不足により2人、関西国際大学三木キャンパス試験場では監督者の対応誤りにより1人が、地理歴史、公民の再試験対象となった。

 このうち、関西国際大学三木キャンパス試験場の再試験受験希望者は0人。岩手県立大学宮古短期大学部試験場を除く、残り4試験場の希望者者については、現在確認中となっている。

 なお、東京大学本郷試験場の刺傷事件の影響、津波に関する避難指示、新型コロナウイルス感染症関係等、追試験許可事由の具体的な内訳については、各大学から大学入試センターに送付される書類を確認後の1月26日に発表される予定。

《奥山直美》

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