習い事、開始年齢は「3歳」が最多…人気1位は水泳

 子供の習い事について、習い事を始める年齢は3歳が最多で、人気1位は不動の水泳、ピアノ・エレクトーンは低下傾向であることが、アクトインディが2022年2月25日に公表した「子供の習い事に関するアンケート」の調査結果から明らかになった。

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子供にどんな習い事をさせているか
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 子供の習い事について、習い事を始める年齢は3歳が最多で、人気1位は不動の水泳、ピアノ・エレクトーンは低下傾向であることが、アクトインディが2022年2月25日に公表した「子供の習い事に関するアンケート」の調査結果から明らかになった。

「子供の習い事に関するアンケート」は、アクトインディが企画運営する、お出かけ情報サイト「いこーよ」のユーザー414名を対象に実施した。調査期間は2022年2月7日~2月17日。調査は、子供がどんな習い事をしているのか、それぞれの習い事を始めた年齢や習い事をしている目的はどんなことか等についてアンケートを実施した。

 子供にどんな習い事をさせているかを聞いてみたところ、もっとも多かったのは「水泳」で30%、ついで「英語」が18%、「体操」が16%、「学習塾・公文」が15%、「ピアノ・エレクトーン」が10%。

 過去のアンケート結果と比較してみると、「水泳」は不動の1位で、それ以外の4つと合わせてトップ5に入った習い事の傾向は過去5年間で変わらなかった。

 しかし、「ピアノ・エレクトーン」は、5年前の2017年に調査した際は2位だったが、毎年少しずつ割合を減らし、2022年は5位に低下していた。

 この春から新しく子供に始めさせたい習い事について聞いたところ、現在やらせている習い事と順位は変わらず、「水泳」がもっとも多く「英語」「体操」が続いていた。

 次に、子供にやらせている割合が高い4つの習い事について、何歳に始めたのかを聞いた。

 水泳に関しては、3歳が23%でもっとも多く、次いで4~5歳が18%、未就学児の時に習い始めさせる家庭が多いということがわかった。また、0歳からという回答も11%で、親子で参加できるベビースイミング等が水泳を始めるきっかけになっているケースもあるのではないかと推測できる。

 英語に関しては、もっとも多いのは26%で3歳だが、0歳や1歳からという回答も11%と多く、赤ちゃんのころから母国語と同時並行で英語も習得してほしいという保護者の思いが表れていると考えられる。ついで多いのは12%の7歳で、小学校に入学し本格的に学習がスタートするのと同時に語学の学習もスタートさせるというケースも多いと推測できる。

 学習塾・公文に関しては、3歳から始めるという回答が22%ともっとも多く、幼稚園・保育園の入園ごろの早期から学習をスタートさせるという家庭が少なくないことがわかる。その後は6歳が13%で小学校入学時から学習塾に通い始めるケースと思われる。

 体操に関しても同じく3歳がもっとも多いが、他の習い事と比べても3歳から始める割合が44%と圧倒的に高いのが特徴だ。体を動かす遊びの延長のようなレッスンからスタートできるという気軽さもあり、幼児期から始めやすい習い事と思われているのではないかと推測できる。

 次に、子供に習い事をさせたい理由を聞いたところ、もっとも多かったのは「子供自身が好きだと思うことをやってほしい」68%、ついで「好きだと思えることや夢中になれることをみつけてほしい」62%、「得意なことをみつけて自信をつけてほしい」53%だった。

 子供自身が好きだと思えること、夢中になれること、得意なことをみつけることで、まずは子供に楽しいと思ってもらいたい、そのうえで努力する大切さや達成感を実感し、自己効力感や自己肯定感が育ってくれたらという保護者の思いが表れていた。

 また、「継続することや努力することの大切さを学んでほしい」47%、「仲間との協調性やコミュニケーション、リーダーシップ等を学んでほしい」34%等、習い事をやっていないとできない経験をさせたいという保護者の思いも垣間見える。

《鈴木あさり》

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