全国中学生人権作文コンテスト、特設サイト公開

  法務省および全国人権擁護委員連合会が主催する全国中学生人権作文コンテストにおいて、特設サイトが公開された。2021年度の第40回大会で選ばれた内閣総理大臣賞をはじめとする、上位入賞作品や朗読動画等を掲載している。

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全国中学生人権作文コンテスト 特設サイト
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 法務省および全国人権擁護委員連合会が主催する全国中学生人権作文コンテストにおいて、特設サイトが公開された。2021年度の第40回大会で選ばれた内閣総理大臣賞をはじめとする、上位入賞作品や朗読動画等を掲載している。

 全国中学生人権作文コンテストは、法務省と全国人権擁護委員連合会により、中学生を対象に1981年度(昭和56年度)から実施されている。日常の家庭生活や学校生活等の中で得た体験に基づく作文を書くことを通して、人権尊重の大切さや基本的人権についての理解を深め、豊かな人権感覚を身に付けることを目的としている。2021年度の第40回大会では、全国の6,388校の学校から79万2,451名の応募があり、内閣総理大臣賞をはじめとする上位12作品が選ばれた。

 開設された全国中学生人権作文コンテストの特設サイトでは、第40回大会で入賞した上位9作品について紹介している。また、上位4作品については、作文に加えて朗読動画や、英訳も紹介している。上位4作品は、内閣総理大臣賞の「みんなのヒーロー」(宮城県・仙台市立仙台青陵中等教育学校 松山陽奈さん)、法務大臣賞の「かけがえのないもの」(岐阜県・高山市立東山中学校 野尻夕珠さん)、文部科学大臣賞の「名前」(福島県・須賀川市立第二中学校 須田琴菜さん)、第40回大会記念賞の「ウイルスよりも怖いもの」(岡山県・岡山学芸館清秀中学校 小西祥生さん)。

 特設サイトではその他、高円宮妃殿下からのお言葉や、過去の受賞者、審査委員長や法務大臣からのメッセージも掲載。高円宮妃殿下からは「今回、入賞作品のいくつかに目を通しますと、人権というある意味では難しい問題について、自分の視点で真剣に考え抜いたことが、素直に、また、丁寧に表現されており、皆さんが優れた人権感覚を育んでいることがわかり、誠に頼もしく感じています。どうか、皆さんが今持っているような、物事に対する真摯な気持ちや優しく人を思いやる豊かな心を、いつまでも大切にしてください」とのお言葉を載せている。

《木村 薫》

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