特許庁×国立科学博物館、子供の創造性を高めるコンテンツ

 特許庁は国立科学博物館の協力のもと、特許庁Webサイトのキッズページにて「ひらめく!かいてん博物館」を開設した。「回転(かいてん)」の原理を使った国立科学博物館の所蔵品を子供向けにわかりやすく解説する動画が視聴できる。

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ひらめく!かいてん博物館
ひらめく!かいてん博物館 全 3 枚 拡大写真
 特許庁は国立科学博物館の協力のもと、特許庁Webサイトのキッズページにて「ひらめく!かいてん博物館」を開設した。「回転(かいてん)」の原理を使った国立科学博物館の所蔵品を子供向けにわかりやすく解説する動画が視聴できる。

 特許庁は、新開設した特許庁キッズページ内「ひらめく!かいてん博物館」に、国立科学博物館の所蔵品の「手回し計算機」「蘇言機」を子供向けにわかりやすく解説する動画を公開した。子供たちに「回転(かいてん)」の原理がこれまでの日本の産業の発展をどのように支えてきたのか、その歴史を知り、子供たちの創造性を育むことを目的としている。

 「手回し計算機」はハンドルを回すことで計算ができる。足し算や掛け算等の実演をもとに、内部構造や計算の仕組みを説明する。電卓、スマホの計算をする機械も昔は「回転」を利用していた。面倒な計算を楽にするために発明された「手回し計算機」を見ることができる。

 「蘇言機」は電気を使わず、音を録音して再生する。蝋管蓄音機等を用いた実演をもとに、機械の構造と録音再生の仕組みを説明する。パソコンやスマホで簡単に録音・再生ができる音楽や声。今から150年ほど前に発明された機械は、電気を使わず「回転」の動きを使って録音や再生ができた。その「蘇言機」で昔の音を聞くことができる。

 特許庁キッズページでは子供向けに特許、商標、意匠等についてわかりやすく説明しているコンテンツや、「まわる」をテーマにした展示やワークショップ等、子供たちが楽しみながら学び、さまざまな視点を得て創造性を育むことができるコンテンツも多数提供している。

《大田芳恵》

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