コロナ禍の子育て、働く親の3割が「在宅勤務ギルト」

 働く保護者の35.8%が、コロナ禍の在宅勤務で「家にいても子供と一緒に遊んであげられない」ことに罪悪感を感じる「在宅勤務ギルト(罪悪感)」を感じていることが、ポピンズが行った調査で明らかになった。

生活・健康 未就学児
コロナ禍で働く保護者への仕事・育児・家事 実態アンケート
コロナ禍で働く保護者への仕事・育児・家事 実態アンケート 全 2 枚 拡大写真
 働く保護者の35.8%が、コロナ禍の在宅勤務で「家にいても子供と一緒に遊んであげられない」ことに罪悪感を感じる「在宅勤務ギルト(罪悪感)」を感じていることが、ポピンズが行った調査で明らかになった。

 ナニーサービスやポピンズシッター、ナーサリー、学童等を展開するポピンズは、4月19日の「保育の日」にあわせ、ポピンズナーサリーに子供が通園している働く保護者を対象にアンケートを実施。2022年4月1日~4月11日にインターネットで調査を行い、1,295件の有効回答を得た。

 コロナ禍で「育児と仕事の両立」はどう変化したかとの問いでは、「両立しやすくなった」31.8%、「両立が難しくなった」28.9%と、ともに3割前後となった。「変わらない」39.4%がもっとも多く、それぞれの状況や働き方によって一概には言えない現状が推測される。

 コロナ禍における子育てで罪悪感を覚えたことについては、「子供が動画等を見る時間が増えた」63.0%、「お出かけ等の娯楽に連れて行ってあげられなかった」62.3%がともに多く、外出自粛の状況下でおうち時間を過ごす中、不本意ながらも動画等のコンテンツに頼らざるを得ない親心が垣間見える。また、「家にいても子供と一緒に遊んであげられない」35.8%と、在宅勤務ならではの罪悪感も生まれていた。

 コロナ禍での子育てにおいて頼りになると感じた存在は、「保育園・ナーサリー・子ども園」がもっとも多く80.3%。ついで、「夫婦・パートナー」69.0%、「両親」43.2%。コロナ禍で、子供を安心して預けられる存在のありがたみを一層実感しているような結果となった。しんどい時に、保育士のささいなアドバイスや、お迎えの時に成長を共に喜んでくれる保育士の言葉に励まされている、との意見もあげられた。

《畑山望》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集