子供のスマホデビュー、最多は「中1」地域差が明確に

 現役中高生の中でもっとも多かったスマホデビューの時期は「中学1年生」であることが、スタディプラスの調査結果から明らかになった。地域別でみると、スマホデビューの時期に差が出ている。

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初めて自分のスマホを持った時期について
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 現役中高生の中でもっとも多かったスマホデビューの時期は「中学1年生」であることが、スタディプラスの調査結果から明らかになった。地域別でみると、スマホデビューの時期に差が出ている。

 「通学とスマートフォン・SNS利用に関するアンケート」調査は、2022年4月18日~19日にかけて、スタディプラスが学習管理アプリ「Studyplus」上で実施。現役中学1年生~高校3年生1,869人から回答を得た。

 中高生たちの通学手段については、57.6%が電車やバス等の「公共交通機関」を利用しているという結果に。「自転車のみ」は22%、「徒歩のみ」は14.6%だった。往復の通学時間は、「30分~1時間」がもっとも多く25.3%、ついで「1時間半~2時間程度」23.3%、「1時間~1時間半程度」20%となり、トータルでみると59.9%の中高生たちが往復1時間以上かけて通学している。

 通学中、スマホで何をしているかとの問いでは、1位「勉強する」41.3%、2位「音楽を聴く」37.5%、3位「SNS」36.4%、5位「友達や家族とメッセージ」29.5%となった。4位には「スマホを使わない」が入っており、3割以上は通学時にスマホを使用していないと回答した。

 初めて自分のスマホを持った時期については、「中学1年生」がもっとも多く30.4%。ついで「小学校高学年」24.1%、「高校1年生」19.7%という結果に。「小学校入学前~小学校低学年」との回答も3.1%あり、半数を超える57.6%が中学1年生にはスマホデビューをしている実態が明らかとなった。

 また、スマホデビュー時期の地域別の結果をみると、東名阪を含む関東、中部、近畿は、全体同様「中学1年生」がトップに。関東では、全体回答の割合を超える35.8%が「中学1年生」にスマホデビューしていた。一方で、北海道・東北、中国・四国エリアでは「高校1年生」が約35%でトップ。どちらのエリアも「中学1年生」とはおおよそ10%ほどの差がみられた。九州では僅差で「小学校高学年」がトップとなり、地域によってスマホデビューの時期に差がみられる結果となった。

《畑山望》

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