就活生、リアル面接「自信ない」55.6%「自信ある」の3倍超

 学情は2022年5月19日、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象とした就職活動に関するインターネットアンケートの結果を発表した。リアル面接に「自信がない」と回答した人は、「自信がある」と回答した人の3倍以上にのぼった。

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オンラインで実施する面接に自信はあるか
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 学情は2022年5月19日、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象とした就職活動に関するインターネットアンケートの結果を発表した。リアル面接に「自信がない」と回答した人は、「自信がある」と回答した人の3倍以上にのぼった。

 2023年卒の学生は、大学生活の大半をコロナ禍で過ごしてきた。コロナ禍3年目となる就職活動で、インターンシップやセミナー、一次選考等はオンラインで実施する企業も多く、就職活動においてもオンライン形式での参加が増加傾向にある。一方、最終選考はリアルの面接を実施する企業も多いため、「リアルでの面接に慣れていない」「大切な最終面接のみリアルで緊張してしまう」といった声もあがっている。

 学情はルール上の選考解禁を迎える6月に向け、オンライン、リアルで実施する面接への自信の有無を調査した。2022年4月19日から28日にかけて、「あさがくナビ2023」へのサイト来訪者649名を対象に実施した。

 オンラインで実施する面接について調査したところ、「自信がある」「やや自信がある」と回答した学生は22.3%。「自信がない」「やや自信がない」の回答が46.4%に達し、自信があると回答した学生の2倍の数に相当する。

 「自信がある」と回答した学生は「リアル面接よりも、オンライン面接に参加する機会が多いので慣れている」「大学の面接練習でも、オンライン面接を想定して練習をしてきた」といった意見を回答。一方「自信がない」と回答した学生からは「オンライン面接ではカメラを見て話すので、面接官の表情や反応を見ながら話すことが難しい」「自分の伝えたいことが、伝えられているかわかりにくい」といった意見が集まった。

 リアルで実施する面接については、「自信がある」「やや自信がある」と回答した学生は18.0%。「自信がない」「やや自信がない」と回答した学生は55.6%で、自信があると回答した学生の3倍以上に相当する。自信がないと回答した割合は、オンライン面接より9.2ポイント高くなる結果となった。

 リアル面接に自信をもてない理由として、「リアル面接の経験が少ないから」が73.1%でもっとも多かった。ついで「リアル面接は緊張してしまうから」61.8%、「リアル面接でのマナーがわからないから」40.2%と続いた。

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《高垣愛》

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