今回、県青少年課では、子供たちがインターネットを安全に正しく利用できる力を身に付けるための「子供安全見守り講座」の講師として、新たにネットアドバイザーを養成する。そのための養成講座である「埼玉県ネットアドバイザー養成講座」の参加者を募集。応募条件は、「満18歳以上で、子供たちの安全で安心なインターネット利用について関心を持ち、『子供安全見守り講座』の講師として活動できる」「普段からパソコンやスマートフォン等でホームページの閲覧やSNSを利用し、かつプレゼンテーションソフトの基本的な操作ができる」「県青少年課が指定する養成講座等にすべて参加できる」の3点。募集人数は30名程度、募集期間は令和4年6月1日~6月30日午後5時まで。申込方法は、Webサイトの応募用紙の郵送、EメールまたはFAX。申込料・受講費・資料代無料。また、諸注意として、養成講座を受講する場合は、通信機能付きのパソコン・タブレット等の端末の持参が求められる(通信料は自己負担)。
選考は、一次選考・二次選考と最終選考を行う。一次選考は応募用紙による書類選考、二次選考は一次選考合格者を対象に集団討論による審査を行う。二次選考の日程は、令和4年7月28日、29日の2日間のうち指定された日で、会場は埼玉会館。集団討論の議題は、「青少年のインターネット問題について」とされている。
二次選考合格者は「埼玉県ネットアドバイザー養成講座」を受講する。この講座は、8月上旬から順次、オンライン講座、ワークショップ、「子供安全見守り講座」の見学が行われる。そして、養成講座をすべて受講した二次選考合格者を対象に、最終選考が行われる。
最終選考は、実際の講座を想定した模擬講座による選考が行われる。最終選考での合格者には、埼玉県ネットアドバイザーの認定として認定証が授与される。
ネットアドバイザー認定後は、小・中学校、幼稚園、保育園、青少年の健全育成に携わる地域団体からの依頼を受け、インターネットの危険性や保護者の役割について啓発する「子供安全見守り講座」を務める。講座は、「親子向け」と「保護者向け」があり、講座時間は45分~90分程度、平日が中心であるが土日、夜間に行われることもある。派遣先は、県青少年課から各アドバイザーに個別に依頼。講師として派遣されると、一回の派遣につき一律5,000円(税・交通費込)の謝金が県から支払われる。
近年、スマートフォンの急速な普及や学校でのGIGAスクール構想の進展によるインターネット利用の低年齢化や長時間化が進んでいる。これらにより、SNSによる誹謗中傷、個人情報の流出、ネットいじめ、さらにはインターネットの長時間の使用によるネット依存や視力低下等の健康被害が問題となっている。ネットアドバイザーによる地域の子供たちのための活動が望まれる。
◆二次選考
※一次選考合格者に案内をEメールで通知
日程:令和4年7月28日(木)、29日(金)の2日間のうち、県が指定した日時
会場:埼玉会館(さいたま市)
◆養成講座(予定)
※二次選考合格者に案内をEメールで通知
【オンライン講座1】
日程:令和4年8月上旬~8月31日
会場:自宅等からYou Tubeに掲載された動画を各自視聴
【オンライン講座2】
日程:令和4年9月1、2、6、7日のうち県が指定した日
会場:自宅等からZoomで受講
【ワークショップ】
日程:令和4年9月27日および10月28日、または令和4年10月1日および10月29日
会場:全電通埼玉会館(さいたま市)
【講座見学会】
日時:未定
場所:未定
◆最終選考
日時:未定
場所:未定