【大学入学共通テスト2023】試験日程・教科・科目・時間割・中間発表ほか受験スケジュール(まとめ)

 令和5年度(2023年度)大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト(旧センター試験)。出願は2022年9月26(月)より。試験実施期日は令和5年1月14日(土)と15日(日)。疾病・負傷等で受験できなかった志願者の追試験および再試験は1月28日(土)および29日(日)。

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令和5年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項-4
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 大学入試センターは、令和5年度(2023年度)大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト(旧センター試験)実施日程と試験出題教科・科目の出題方法・時間割等を発表。試験実施期日は2023年(令和5年)1月14日(土)および15日(日)。追試験および再試験は2023年(令和5年)1月28日(土)および29日(日)。 ※2022年12月12日追記


<目次>
・大学入学共通テスト 実施日までのおもな日程
・大学入学共通テストの趣旨
・出願から試験実施日までのスケジュールと検定料
・大学入学共通テスト当日の時間割・出題教科・科目の出題方法等
・試験当日の持ち物
・受験票を紛失・当日忘れてしまったら?
・当日欠席、遅刻の場合
・体調不良の場合
・新型コロナウイルス感染症対策について
・試験実施後の日程(追試験・中間発表・得点調整・最終発表)
・大学受験最新情報、塾・予備校による情報等

共通テスト実施日までの主な日程



受験案内の配付


 2022年9月1日(木)より

検定料の払込期間


 2022年9月1日(木)~10月6日(木)

出願期間


 2022年9月26日(月)~10月6日(木)

確認はがきの送付


 2022年10月下旬までに送付

受験票等の送付


 2022年12月中旬までに送付

大学入学共通テストの趣旨



 2022年6月10日に大学入試センターが発表した「令和5年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項」によると、大学入学共通テストは、大学(専門職大学を含む)および短期大学(専門職短期大学を含む)への入学志願者を対象に、高等学校(中等教育学校の後期課程および特別支援学校の高等部を含む)の段階における基礎的な学習の達成の程度を判定し、大学教育を受けるために必要な能力について把握することを目的として、これを利用する各大学(大学の一部の学部等が利用する大学を含む)が、大学入試センターと協力して同一の期日に同一の試験問題により、共同して実施するもの。

 大学入学共通テストでは、各教科・科目の特質に応じ、知識・技能のみならず、思考力・判断力・表現力等も重視して評価を行うものとする。各大学は、大学教育を受けるにふさわしい能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価・判定することに資するため、それぞれの判断と創意工夫に基づき、これを適切に利用するものとしている。



 なお、2022年度(令和4年度)に実施された「大学入学共通テスト」は53万367人が志願し、48万8,384人が受験した。同年度における共通テストの利用大学・短期大学数は864大学だった。

出願から試験実施日までのスケジュールと検定料



 令和5年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テストの出願期間、検定料、試験実施期日等は以下のとおり。

出願期間


 2022年9月26日(月)~10月6日まで(木)消印有効

検定料


3教科以上を受験する場合…18,000円
2教科以下を受験する場合…12,000円
 検定料の算定において、地理歴史および公民については、受験する教科数にかかわらず、受験教科数は「1」として取り扱う。検定料の払込期間は、2022年(令和4)年9月1日(木)から10月日6(木)まで。成績通知を希望する場合は併せてその申請も行う。成績通知手数料は800円。成績通知を希望する志願者は、検定料と併せて納付する。

確認はがき・受験票等の送付


 大学入試センターは、出願を受理した入学志願者に対し、2022年(令和4年)10月下旬までに確認はがきを送付し、志願票記入事項の登録内容についての確認を求める。なお、入学志願者は、受験教科等の訂正が必要な場合には、大学入試センターに届け出る。その後、受験番号、試験場等を記載した受験票および志願する各大学に提出するための大学入学共通テスト成績請求票等を2022年(令和4年)12月中旬までに送付する。


試験実施期日


2023年1月14日(土)および15日(日)

2023年度 大学入学共通テスト当日の時間割・出題教科・科目の出題方法等



試験日試験教科・科目試験時間(配点)
1日目
(1月14日)
地理歴史

公民
「世界史A」「世界史B」
「日本史A」「日本史B」
「地理A」「地理B」
「現代社会」「倫理」
「政治・経済」『倫理、政治・経済』

2科目選択
130分(うち解答時間120分)(200点)
9:30~11:40(*1)

1科目選択
60分(100点)
10:40~11:40

国語『国語』80分(200点)
13:00~14:20
外国語『英語』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』

リーディング
80分(100点)
15:10~16:30

リスニング
『英語』のみ
60分(うち解答時間30分)(100点)
17:10~18:10(*2)筆記
80分(200点)
『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』

2日目
(1月15日)
理科(1)「物理基礎」「化学基礎」
「生物基礎」「地学基礎」
2科目選択
60分(100点)
9:30~10:30(*3)
数学(1)「数学I」『数学I・数学A』70分(100点)
11:20~12:30
数学(2)「数学II」『数学II・数学B』
『簿記・会計』
『情報関係基礎』
60分(100点)
13:50~14:50
理科(2)「物理」「化学」
「生物」「地学」

2科目選択
130分(うち解答時間120分)
(200点)
15:40~17:50(*1)

1科目選択
60分(100点)
16:50~17:50

*1 地理歴史及び公民並びに理科のグループ(2)の試験時間において2科目を選択する場合は、解答順に第1解答科目及び第2解答科目に区分し各60分間で解答を行うが、第1解答科目及び第2解答科目の間に答案回収等を行うために必要な時間を加え、試験時間は130分とする。
*2 リスニングは、音声問題を用い30分間で解答を行うが、解答開始前に受験者に配付したICプレーヤーの作動確認・音量調節を受験者本人が行うために必要な時間を加えた時間を試験時間とする。
*3 理科(1)については,1科目のみの受験は認めない。


 第1日は「地理歴史・公民(世界史A、世界史B、日本史A、日本史B、地理A、地理B、現代社会、倫理、政治・経済、倫理,政治・経済)」「国語」「外国語(英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語)」を、第2日は「理科1(物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎)」「数学1(数学I、数学I・数学A)」「数学2(数学II、数学II・数学B、簿記・会計、情報関係基礎)」「理科2(物理、化学、生物、地学)」を実施する。

 大学入試センターは、大学入学共通テストの試験問題、正解・配点を試験実施後速やかに発表するとしている。

試験当日の持ち物



受験票・写真票(写真を貼り署名する)



黒鉛筆(H、F、HBに限る)



プラスチック製の消しゴム



鉛筆削り(電動式・大型のもの・ナイフ類は不可)



時計(辞書、電卓、端末等の機能があるものやそれらの機能の有無が判別しづらいもの・秒針音のするもの・キッチンタイマー・大型のものは不可)



受験票に「上履き持参」と表示してある場合は、上履き・下履きを入れる袋



マスク(予備のマスクを含む)



ハンカチ・ハンドタオル等



昼食



上着等(試験室内の換気のため窓の開放等を行う時間帯がある)



「受験上の注意」


受験票を紛失・当日忘れてしまったら?



 試験場本部に行き、仮受験票、仮写真票の交付を受ける。試験場本部の場所は試験当日試験場で確認すること。ただし、受験者入室終了時刻までに試験場本部に行く時間がない場合は、試験室に行き監督者に申し出る。

当日欠席、遅刻の場合


 疾病・負傷による場合、試験場に向かう途中の事故またはやむを得ない事由によって当日欠席、遅刻をする場合は、受験票に記載されている「問合せ大学」において、申請受付時間内に追試験の受験を申請する。申請受付時間経過後はいかなる理由があっても追試験の受験を申請することはできない。

 ただし、試験時間の繰下げを実施した試験場や受験上の配慮により試験時間を延長する受験者の場合には,当該試験の終了時刻が申請受付の終了時刻となり、通常の終了時刻とは異なるので注意が必要だ。通常の申請受け付けの時間は下記の通り。

【疾病・負傷による場合】
・1月10日から1月13日まで → 9:00~17:00
・1日目(1月14日) → 7:30~18:10
・2日目(1月15日) → 7:30~17:50

【試験当日、試験場に向かう途中で事故にあった場合または交通機関の遅延、予定外の運休にあった場合】
その日の試験終了時刻まで

【やむを得ない事由がある場合】
・1月10日から1月13日まで → 9:00~17:00
・1日目(1月14日) → 7:30~18:10
・2日目(1月15日) → 7:30~17:50

体調不良の場合



 インフルエンザ、ノロウイルス、新型コロナウイルス等の感染症に罹患し、試験日に入院中または自宅や宿泊施設において療養中の者は、他の受験者や監督者等に感染するおそれがあるため受験できないため、追試験の受験を申請すること。

 また、試験日に発熱・咳等の症状があるなど、体調不良の場合は、無理して受験せず追試験の受験を申請すること。

新型コロナウイルス感染症対策について



 2022年12月6日に、大学入試センターのWebサイト上に「令和5年度共通テスト新型コロナウイルス感染症対策等について」を掲載。試験前、試験当日、試験終了後の注意点がまとめられている。また、12月9日には「令和5年度大学入学共通テストにおける新型コロナウイルス感染症対策等に関するQ&A」も公開している。

 日頃から気をつける点のほか、試験日の1週間程度前から朝等に体温測定を行い「健康観察記録」を記入のうえ、体調の変化の有無を確認することとしている。また健康観察や外出自粛を要請された場合の対応等についてもまとめられている。

 試験当日に発熱・咳等の症状があるなど体調不良の場合は、無理して受験せず、追試験の受験を申請すること。当日はマスク(予備のマスクを含む)を持参し、試験場内では常にマスクを正しく着用する(鼻と口の両方を確実に覆う)ことを指示。フェイスシールドまたはマウスシールドの着用のみでは受験することはできない。もし受験上の配慮申請を行わずに試験当日にマスクを着用できないことを申し出た場合は、マスクを着用せずに受験することはできないため、追試験の受験申請及び受験上の配慮申請をする必要があると明記されている。

 なお、受験にあたって新型コロナウイルス感染症に罹患していないことの証明は必要ない。また、新型コロナウイルスワクチンを接種していなくても受験することができる

試験実施後の日程(追試験・中間発表・得点調整・最終発表)



 大学入学共通テストにおける追試験日、平均点・標準偏差の中間発表・最終発表の日程は以下のとおり。

追試験日程


2023年1月28日(土)および29日(日)
 疾病・負傷等やむを得ない事情により1月14日、15日に受験できなかった志願者の追試験日として2023年(令和5年)1月28日(土)および29日(日)を設定。また、雪・地震等による災害その他特別の事情により実施できず、または完了しなかった場合の再試験日も2023年(令和5年)1月28日(土)および29日(日)とし、当日の実施が不可能な場合は、この期日より後にできるだけ速やかに実施する。

中間発表


2023年1月18日(水)(予定)
受験者数、平均点、最高点、最低点、標準偏差等も発表される。

得点調整の実施の有無の発表


2023年1月20日(金)(予定)
 大学入試センターは、2023年(令和5年)1月14日(土)および15日(日)に実施する「地理歴史」の「世界史B」「日本史B」「地理B」、「公民」の「現代社会」「倫理」「政治・経済」、「理科2」の「物理」「化学」「生物」「地学」の各科目間で原則として20点以上の平均点差が生じ、これが試験問題の難易差に基づくものと認められる場合には得点調整を行う。ただし受験者数が1万人未満であった科目は得点調整の対象としない。また、得点調整の実施の有無は、2023年(令和5年)1月20日(金)(予定)に発表する。

最終発表


2023年2月6日(月)(予定)
受験者数、平均点、最高点、最低点、標準偏差等も発表される。

成績通知書の送付(出願時に希望した者のみ)


2023年4月3日(月)以降

大学受験最新情報、塾・予備校による情報等



 大学入試センターに加えて、大手予備校の河合塾、東進、代々木ゼミナールや「ベネッセ・駿台 データネット」は、令和5年度大学入学共通テストに関する受験情報やアドバイスなどを今後Webサイトに掲載する見込み。例年、塾や予備校は夏期休暇ごろから最新情報を掲載し始め、試験当日には解答速報や全体概観速報を更新している。

 大学入学共通テストを管轄する大学入試センターは、Webサイトに「令和5年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項」のほか、「令和5年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等及び問題作成方針」「大学入学共通テストにおける電子機器類を使用した不正行為の防止策について」等をPDFファイルで公開している。また、過去3年分の試験問題及び正解も掲載している

大学入試センター
共通テスト利用大学情報


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