入試難易予想ランキング表は、河合塾が予想する国公立と私立の入試難易度(ボーダーライン)を学部系統別・大学所在地区別にまとめて一覧にしたもの。国公立は大学入学共通テストの得点率と2次試験(個別学力検査)の偏差値、私立は偏差値を掲載している。
入試難易度(ボーダーライン)とは、河合塾が予想する合否の可能性が50%に分かれるラインを意味する。今回公表されたボーダーラインは、2022年6月現在予想のもの。2022年度入試結果と2022年度の全統模試の志望動向を参考にして設定しており、今後の模試の志望動向等により変更する可能性がある。
国公立大学の共通テスト(前期日程)の得点率をボーダーラインでみていくと、文・人文学系は東京(文科三類)と東京外国語(言語文化-朝鮮語)と京都(文-人文)82%、社会・国際学系は一橋(社会-社会)と横浜市立(国際教養-国際教養B方式)83%、法・政治学系は東京(文科一類)と京都(法)82%、経済・経営・商学系は東京(文科二類)と京都(経済-経済経営文系、経済-経済経営理系)82%、理学系と工学系は東京(理科一類)85%、医・歯・薬・保健学系は東京(理科三類)89%、総合・環境・情報・人間学系は京都(総合人間-総合人間文系)90%が最難関。
私立大学の偏差値をボーダーラインでみていくと、文・人文学系は国際基督教(教養-アーツサイエA)と早稲田(国際教養-国際教養-共通テスト併用)70.0、社会・国際学系は国際基督教(教養-アーツサイエA)と上智(総合人間-社会TEAP)と早稲田(国際教養-国際教養-共通テスト併用)70.0、法・政治学系は国際基督教(教養-アーツサイエA)と早稲田(政治経済-政治-共通テスト併用)70.0、理学系は国際基督教(教養-アーツサイエA)70.0、工学系は早稲田(先進理工-生命医科学)67.5、医・歯・薬・保健学系は慶應義塾(医-医)と順天堂(医-医B方式)72.5、総合・環境・情報・人間学系は慶應義塾(総合政策-総合政策、環境情報-環境情報)72.5が最難関となっている。
受験生は、入試難易予想ランキング表をもとに、志望校合格のためにどのくらいの得点や偏差値が必要になるか確認し、受験計画に役立てることができる。
河合塾が提供する大学入試情報サイト「Kei-Net」では、2023年度入試情報として、大学入試全体スケジュール、新設大学・増設大学・学科一覧、入試変更点等の情報を掲載している。