【DCON2023】高専生ディープラーニング活用作品募集

 日本ディープラーニング協会は2022年7月1日、高専生が培った「ものづくりの技術」と「ディープラーニング」を活用した作品を企業評価額で競う「第4回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2023」のエントリー受付を開始した。エントリー締切は9月末。

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 日本ディープラーニング協会は2022年7月1日、高専生が培った「ものづくりの技術」と「ディープラーニング」を活用した作品を企業評価額で競う「第4回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2023」のエントリー受付を開始した。エントリー締切は9月末。

 全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト、通称DCON(ディーコン)は、高等専門学校生が日ごろ培った「ものづくりの技術」と「ディープラーニング」を活用した作品を制作し、その作品によって生み出される「事業性」を企業評価額で競うコンテスト。前回大会「DCON2022」では全41チームの中から、10チームが本選に出場し、企業評価額10億円、投資額5億円という評価を受け、一関工業高等専門学校 Team MJ「D-walk」が最優秀賞を受賞した。過去最高10億円の企業評価額が3チームにつけられ、大盛況だったという。

 第4回となるDCON2023は、7月1日~9月30日の期間にエントリーを受け付ける。募集する作品は、ディープラーニングとハードウェアを組み合わせた、事業性に富むもの。

 一次審査では、書類選考のみのアイディアベースでも構わない。二次審査では、プロトタイプを制作する(2023年1月上旬締切)。その際、必要となる計算資源やプラットフォーム、制作費等の費用は、DCON実行委員会事務局が補助する。選考は事業経験豊富なメンターが担当し、通過チームは、メンターと共に最終審査会に向けて、プレゼンテーション資料の作成や準備を行う。2023年4月28日・29日に行われる本選では、技術審査の評点とプレゼンテーション審査を加味し、審査員が決める企業評価額で競い合い、最優秀賞1チームには起業資金100万円が贈られる。

 1チームは、学生1~7名と指導教員1名で構成する。応募作品は、1チーム1作品とし、同一の学生が複数のチームで応募することはできない。また、複数校(複数キャンパスを含む)の学生による混成チームも不可。チームメンバーの学生は、エントリー後の変更は可能だが、教員は変更できない。ただし、指導教員の複数チーム掛け持ちは可とする。詳細はWebサイトで確認できる。

 日本ディープラーニング協会では、「DCON2023」へのエントリーを検討中の人に向け、7月29日と8月25日にオンライン説明会を予定している。説明会では、DCONの説明の他、過去の出場チームによるパネルディスカッションを行い、質疑応答の時間を設ける。申込締切は、開催日前日の午後1時まで。Webサイトの申込フォームから受け付けている。

◆第4回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2023(DCON2023)
エントリー期間:2022年7月1日(金)~9月30日(金)
応募資格:全国の国公私立高等専門学校に在籍する学生(専攻科生を含む)
応募作品:ディープラーニングとハードウェアを組み合わせた作品で、事業性に富むもの。
エントリー方法:
Webサイトの専用エントリーシートに記載して、エントリーフォームからアップロード。
あわせて肖像権使用同意書にも必要事項を記入し印刷、自署のうえ、スキャンしてアップロードする。

◆DCON2023オンライン説明会
第1回:2022年7月29日(金)16:00~17:00
第2回:2022年8月25日(木)16:00~17:00
会場:オンライン(Zoom)
対象:高専生、教員、学校関係者等
申込締切:各開催前日の13:00
申込方法:Webフォームから受け付ける。

《川端珠紀》

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