東京大学は、2022年度から導入された新高等学校学習指導要領による2025年度大学入学共通テスト(以下、共通テスト)利用教科・科目および第2次学力試験の出題教科・科目について、文科および理科各類の詳細を予告として発表した。
一般選抜における共通テスト利用教科・科目は、文科各類が「6教科9科目」または「7教科9科目」、理科各類が「6教科8科目」を課す。文科・理科共に、国語、数学(数学I・A、数学II・B・C)に加え、新たに「情報」の「情報I」を必須科目とする。
一般選抜の第2次学力試験の出題教科・科目等は、文科一類・二類・三類が、国語・数学・地理歴史・外国語の4教科。理科一類・二類・三類が、国語・数学・理科・外国語の4教科で、理科三類のみ個人面接を実施する。
学校推薦型選抜における共通テスト利用教科・科目は、法学部、経済学部、文学部、教育学部、教養学部が一般選抜の文科各類と同様に「6教科9科目」または「7教科9科目」。工学部、理学部、農学部、薬学部、医学部、教育学部、教養学部が理科各類と同様に「6教科8科目」を課し、いずれも新たに「情報I」を必須科目とする。
共通テスト利用教科・科目の科目選択方法や第2次学力試験の科目の詳細については、大学Webサイトから確認可能。共通テスト利用教科・科目の得点の換算等については、共通テストの配点が決定後、あらためて公表される。
なお、2025年度共通テストは現行の学習指導要領履修者に対し、一部科目について経過措置が実施される予定。東京大学では、第2次学力試験においても旧教育課程を履修した高卒者等に対し、出題する教科・科目の問題の内容によって配慮を行うとしている。いずれも、取扱いについては決定後あらためて公表する。